障害者雇用促進法の改正によって障害者は雇用機会が増える?

障害者に雇用機会を与えるために制定された法律のことを障害者雇用促進法といいます。
これまで何度も改正されてきていますが、2013年に改正されたことによって2018年4月から障害者の雇用義務を持つ企業の対象範囲が拡大します。
それというのも、この法律に定められている法定雇用率が引き上げられたからです。法定雇用率というのは、全労働者の中における障害者の占める割合のことです。障害者雇用率ともいいます。
もともと障害者雇用促進法によって一定の割合で障害者を雇用する義務を事業主に持たせていたのですが、その割合が2018年4月から民間企業に関しては2.2%になります。
しかも、対象になるのは正社員だけでなく短時間労働者などの非正規社員も含まれます。さらに、これまでは常用労働者が「50人以上」の企業が対象企業でしたが、これからは「45.5人以上」の企業に拡大されました。
つまり、今後、雇われる障害者数が増加していく傾向があるということです。もし事業主がこの法定雇用率よりも下回る割合でしか障害者を雇用していなかったら一定の納付金を納めなければいけません。
義務違反の場合には法的な罰則もあります。障害者の人にとっては雇用機会が増加するいいチャンスです。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
トラブル回避の為の周囲への告知
息子が参加した韓国の仁川にアジアパラ大会は2週間、日本を離れチームメイトと 過ご …
-
-
発達障害の方々は見えないハンディキャップを抱えています
発達障害を抱える方々は、日々色々なストレスを感じながら生活しています。いわゆる目 …
-
-
障がい者がビジネスしやすい環境づくりが進む
障害者は、働きたいと思っても雇用や環境の面で厳しく、働き先が見つからないという声 …
-
-
車椅子で遊べる横浜エリア知ってますか?
この3連休に横浜エリアで遊ぼうと思ってます 車椅子なので、通路が広かったりしない …
-
-
恋愛をするためには環境づくりから
障がい者は恋愛が難しいと言われることがありますが、世の中には障がいがあっても恋 …
-
-
障害者が前向きに生きるためにはどうすべきか
障害者だからといって悲観することはありません。障害者も健常者と同様、人間らしい生 …
-
-
障がい者を雇用する上で必要なストレスチェック
企業が障がい者を雇用するに当たって、必要な作業の一つがストレスチェックがあります …
-
-
自立した生活を送る為には、まず心理的な負担を減らしてから
■心のケア「ピア・カウンセリング」 知的・精神・発達障害などの目に見えない障害 …
-
-
障害者が働く上での日本と世界の違いとは
世界と比べた場合に、日本は障がい者の社会進出が遅れていると言われることがよくあり …
-
-
知的障がい者用の翻訳機は開発できるか?
■言葉を話せない知的障がい者とのコミュニケーション 私の息子は自閉症で、聴覚障 …
- PREV
- 障害者総合支援法の改正と施行
- NEXT
- 障害者を雇用する企業