自立した生活を送る為には、まず心理的な負担を減らしてから
2020/08/31
■心のケア「ピア・カウンセリング」
知的・精神・発達障害などの目に見えない障害は、周囲に理解や認識されにくく、コミュニケーションが上手く取れなかったり忘れ物やミスなどを繰り返してしまったりすることで「他の人よりも出来ない人」「努力が足りない」と言われて心理的な負担を強いられます。
無理を重ねてしまうと、ますます生きづらい状況に陥り後に引きこもってしまうことも少なくありません。そこで、心理的な負担を減らす方法として「ピア・カウンセリング」があります。
■同じ障害を抱えている仲間だから共感できる
ピア・カウンセリングでは同じ悩みを抱えている人が集まり、お互いにカウンセリングを行います。
同じような障害を抱え、体験してきた同士だからこそ共感し、安心して心を開いて気軽に相談できるのです。
また、お互いの体験談や情報交換をして、悩みに対して解決できる方法などを提供してくれます。
さらに、グループで会話をしていくため、他人と関わることで新しい価値観が見つかり、コミュニケーション能力も向上していきます。
ピア・カウンセリングは自立センターや発達障害当事者が運営しているカフェなどで開催していることが多いです。その他にも、障害者雇用や自立支援などのセミナーを開催している場合もあるので、積極的に参加すると自立生活への足掛かりとして良いきっかけになります。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
世界で活躍する全盲のピアニスト、辻井伸行さん
ピアニストで作曲家の辻井伸行さん。彼は全盲という障がいを持っています。鍵盤や楽譜 …
-
障がい者に人気の職業とは?仕事内容についても
障がい者に人気のある職業は何だと思いますか。何か障がいを抱えている人でも比較的仕 …
-
働くことで得られているものを再認識しよう
障がい者が働くことは、以前よりも一般的になってきているかもしれません。それでも、 …
-
障がい者が働く場を提供する就労支援 ~障がい者の就労環境改善への期待~
軽度の障がい者であっても働ける場は限られており、行政機関や民間企業による積極的 …
-
ラッキーなこと探しをしてみよう
■前向きに生きるために 障がいがあると、どうしてもその障がいに目を向けてしまう …
-
【兵庫】障害者のおしゃれ 芦屋でセミナー
10日、芦屋市業平町の市民センターで化粧や服装など障害者のおしゃれについて考える …
-
真面目過ぎる障がい者にオススメの娯楽をご紹介
真面目でストイックな性格の障がい者の方々は、必要以上にハンディキャップ克服に向け …
-
ゆったり着られるデザインが理想的
今年で還暦を迎えた私は、人生のちょうど半分を障がい者として生きたことになります。 …
-
ヘルプマークの活用法
■ヘルプマークとは ヘルプマークは、障がい者が他者の助けを求めるために身に着け …
-
バリアフリーの始まりを学ぼう
バリアフリーは障がい者が暮らしていくために環境を整えたり、道具を揃えることです。 …
- PREV
- 精神障害者になってしまっても、働ける場所はある
- NEXT
- 障害者と健常者が一緒に楽しめるパラスポーツ