視覚障害者への安全な声掛けのコツ
2022/03/11
目が不自由な人は視覚による情報が得られないことで、見えている人に比べて日常生活で不便を感じるケースが少なくありません。そのため、周囲の人が積極的に声をかけて誘導をするなどサポートをしてあげることが大切です。そこで、今回は視覚障害者に声をかける時のコツやベストなタイミングについて分かりやすく解説していきます。
交差点で信号待ちをしている時の声かけ
視覚障害者が日常生活で不便に感じることが多いのが、交差点を渡るタイミングです。日本では、交通量の少ない交差点など機械音で知らせる機能が備わっていない所も多くあります。こうした交差点では大半が周囲の歩く音に反応して自身も動き始めますが、必ずしも確実とは言えません。歩き始めるタイミングで困っている時は、隣に立って信号が変わった瞬間を教えるように声かけするのがコツです。
自宅の移動での声かけ
視覚障害者にとって住み慣れた家の中であっても、自由に歩き回るのは簡単ではありません。事前に障害物を取り除いておくことはもちろん、目的地に先回りをして声かける、誘導する方法を取ってあげると安心して歩くことができます。
声かけ前には自分の存在をアピールしよう
視覚障害者は日常生活を送る上で必要な情報は大半が耳から得ています。周囲の雑踏で情報が入りにくい場所では、すぐ隣に立っていても気が付かないケースも少なくありません。存在に気が付いていない状態で突然大声を出されると、相手は恐怖を感じてしまいます。声をかける時は前もって自分の存在を認識させ、驚かせないボリュームで話すことが大切です。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
うちの子もしかして場面緘黙症?家族がとりがちなNG行動
■子供が喋っている様子を他人に見せる 家では普通に話せているのに、家族以外の人 …
-
-
障がい者割引を使って、家族や友達とお得にたくさんお出かけしよう!
はじめに障がい者割引というのは遊園地や水族館などで適用される、障がい者手帳を提示 …
-
-
障がい者にとって仕事は大切なものになる
何らかの障がいがあると仕事に就きにくくなる場合が多く、働くことをそもそもあきらめ …
-
-
障がい者が恋愛を楽しむコツ
障がい者の中には、相手に迷惑を掛けるのではないかという不安から恋愛に対して積極的 …
-
-
障がい者が社会に出る際に身につけておきたいこと
残念なことに、障がい者の方が学校を卒業して仕事につくと、様々な場面でギャップを感 …
-
-
【浦安】平成27年度障がい者週間記念イベント「障がいのある人もない人も!かがやくまち うらやす」
千葉県浦安にて12月3日から9日までは、「障害者週間」とされ、障がい者週間記念イ …
-
-
働きたい気持ち
障害を持っていても社会に貢献したいと思っていますし、働ける場所があれば働きたいで …
-
-
アクティビティでストレスを発散して心の健康を保とう
心の健康を保つためには、しっかりとストレスを発散させることが重要になります。もし …
-
-
もしも災害になったらどうやって逃げるか?
障がいがあり移動制限がある場合、もしも地震や水害など災害が起こったらどうしよう …
-
-
企業の障害者雇用に対する世界と日本の差
障害者の社会進出をサポートするために、企業における障害者の雇用を促す法律を定める …
- PREV
- 障害者が安心してお風呂に入れる便利アイテム
- NEXT
- 心と身体のためにしっかりと睡眠を取ろう