国内外におけるバリアフリーに対する考え方の違い
2021/09/18
今、日本の多くの公共施設、ホテル、旅館などにおいて、バリアフリーに対する意識が高まっていますが、多くの人が使用するトイレなどでは、海外との差が歴然としています。今回は、海外の事例を踏まえて、日本のバリアフリーの現状および、その造りの特長と我々が取り組んでいかなければいけない課題について紹介していきます。
トイレにみる海外と日本の差
日本では、ショッピングセンターなどの施設において、バリアフリーを考えた多目的トイレの設置が増えています。ただ、一般のトイレと違う場所に入口があり、障がい者が利用しやすくなった反面、健常者とは切り離されている認識が生じる点が海外との差です。というのも、海外のトイレの造りは、健常者と障がい者が同じ空間にあります。つまり、一般のトイレの入り口に、車椅子のマークが表示されており、中に幅の広いトイレおよび手すりも完備されているという違いがあるのです。
平等社会の実現を目指して
国土の狭い日本では、全ての商業施設や店舗においてバリアフリーを考慮することは難しいと言えます。ですので、ハード面のバリアフリーを「気持ち=心」で解決するといった、新しい局面を迎えつつあるのではないでしょうか。障がい者も健常者も分け隔てなく施設を利用できるような、そんな社会の実現が迫られているのかもしれません。
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