理解しようとすることで始まる障がい者へのサポート
2021/10/04

障がい者に対するサポートは必要だと漠然と考えるのみではなく、具体的にどういった行動が必要かを考えることが重要です。また一人一人が、そういったサポートは特定の団体や組織などが行うべきという考え方をやめ、基本的な規則を守り、なぜそういった規則があるのかを理解するだけでも障がい者にとって生きやすい社会につながることがあります。
駐車場の車いすマークの意味
駐車場でよく見かける車いすマークですが、お店の入口付近にスペースを設けてある場合が多いです。これは体の不自由な障がい者に移動する距離をなるべく減らしてもらうことを目的としているのは当然ですが、他にも重要な意味があります。車いすの方の車両の特性を考慮し、他の駐車スペースよりも面積が広くなっているのです。
車いすの方が乗る車には、運転席側のドアに車いすを設置できるものがあり、そのドアが大きく開いて車いすを出し入れするため、広い駐車スペースが必要になるのです。こうした知識を得るだけでも隣に駐車するときに距離をとったり、障害物があれば取り除くなどの支援につながる行動をとる可能性が高くなります。
意味を考えることが第一歩
障がい者に対しては、何も特別に大きなことをしなくても、ちょっとしたことに気づいて日常生活の中で注意するだけでサポートにつながることがあります。直接障がい者に接することはないから邪魔をしていることはないと考えるのではなく、何気ない日常生活で自分がとっている行動をよく考えてみることが大事です。その中で、障がい者のサポートにつながることがきっと見つかるはずです。
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