キャリアアップに関心のある障害者がとるべき方法
2021/11/04
一般雇用とは違う障害者雇用枠も用意されている障害者ですが、就職してからのキャリア形成に不安を感じている人も多いようです。実際に障害者雇用で採用された人は7割以上が非正規雇用であり、9割以上が役職に就いていないというのが現状です。働く障害者の約80パーセントはキャリアアップに関心があるというデータも出ていますが、具体的にはどういった方法がキャリアアップにつながるのでしょうか。
企業の方針をよく見極めることが必要
体調の安定を優先させたいなどの理由でキャリアアップにはあまり興味がないという人もいますが、多くの人が自分の可能性を広げることに関心があります。キャリアアップを考えるうえで必要なことは、その道筋となるキャリアパスの設定です。しかし、障害者を採用する企業の中には、障害への配慮はしても、キャリアアップやキャリアパスについては深く考えていないところもあります。職場となる企業の方針は大事です。個人で企業の内部を把握することは難しいので、障害者就業・生活支援センターなど、キャリアアップを考えてくれる企業を探すための支援機関を活用すると良いでしょう。
支援機関の有効利用で目指せるキャリアアップ
支援機関をうまく活用することで、キャリアアップを考えてくれる企業を選ぶことができるかもしれません。特に、公的機関である障害者就業・生活支援センターは、仕事のみではなく日常生活も支援してくれるので心強い味方です。障害者の就職や転職に特化した転職エージェントなどと共に有効に活用し、キャリアの形成につなげましょう。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
大人の発達障害への誤解はまだまだ山積しています
大人の発達障害という問題が、ようやく社会的に広く知られるようになりました。一昔前 …
-
マナーを守ってデートを楽しもう!
身体に障害があって、行く場所が限られてあきらめてしまったり、やっとお付き合いして …
-
障害者が一人暮らしをする時の物件選びのポイント
体に何らかの障害を抱えている人が一人暮らしをする場合には、家賃などの基本的な見極 …
-
多くの障がい者が不安に思うこと
障がい者の人は、健常者とは異なる特別な不安を抱くことがあります。その不安は、障が …
-
夢は叶えるものではなくチャレンジから始めるもの
■夢は諦める必要はない 夢があるのは良いことだ、とはいいますが、実際に現実にで …
-
SST
最近、息子はサッカーの合宿、イベント、練習と私の目の届かない所に参加する機会が増 …
-
車椅子生活で感じる日常の不便さ
■電車を利用する時の車椅子ならではの苦労 私は20代の時に交通事故で下半身が麻 …
-
発達障がい者に合った働き方~ジョブ型雇用とは?~
発達障がい者にとって、仕事で成果を上げることは、大変なことですよね?なぜなら、自 …
-
外出先のトイレが使いづらいことがある
旅行で観光名所などに行くと多目的トイレがないこともあります。 これは歴史のある古 …
-
快適に働ける良い職場環境の構築を
障害者の方々の職場定着を目指すためには、どんな取り組みが必要なのでしょうか。障害 …
- PREV
- 心を健康にするために役立つ習慣
- NEXT
- 暮らしの中での移動に適用される割引を知っておこう