世界と日本で障がい者が働くことをどう考えているのかが違う
2021/11/16

日本では、一定数以上の企業や地方公共団体に対して、法定雇用率以上の割合で障がい者を雇うことが義務づけられています。それは、障がい者が働きやすい環境をつくることが目的ですが、海外における障がい者雇用では、そういった取り組みをしていない国もあります。それは法整備が遅れているわけではなく、障がい者が働くことに対して日本とは違った考えがあるからです。では、どのような考えの違いがあるのかを見ていきましょう。
障がい者が働くことは当たり前
日本のように法定雇用率を設けていない国では、障がい者が働くことをどの様に考えているのかというと、障がい者が健常者と同じ様に働くことは当たり前というものです。そういう国で障がいは、誰もが個性や特性のひとつとして受け入れられており、できないことがあっても組織全体でサポートできる仕組みが整っています。そういう国ではわざわざ障がい者を雇いましょうと呼びかけなくても、公平公正に仕事をする機会を与えられるという点で日本の働き方とは違います。日本でもそういう考えが普及すれば、障害者がもっと働きやすい社会になるでしょう。
世界には障がい者が働くことが当たり前の国がある
障がい者雇用を促進するために国が動くことは、むしろ障がい者という存在を強調してしまいます。世界を見れば、障がい者が働くことを当たり前だと人々が考えている国もあり、そういうところでは自然に障がい者が働けています。日本と違う障がい者の働き方を参考にして、これからの障がい者雇用をどうしたら良いのかと考えていけば、よりよい社会になるでしょう。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
障がい者が相談できる機関とはどこか
生活しているうちに不安に感じたり、悩みを持ったりすることがありますよね。 そ …
-
-
点字ブロックの歴史と将来的な改善点
視覚障がいを持つ方々が安心して街中を歩けるように開発された、点字ブロックの歴史に …
-
-
自分の気持ちに正直に恋愛を楽しもう
憧れはあるものの自分には無理と、最初から恋愛することを諦めている障がい者は少なく …
-
-
障がい者のファッション
洋服を着るという事は毎日繰り返す行動で生活には欠かせず大切な事です。しかし、障害 …
-
-
心と身体のためにしっかりと睡眠を取ろう
障害者の方は普段の生活に不便を感じていることもあるでしょう。そのせいで、心や身体 …
-
-
障害者だってオシャレしたい!靴からオシャレを楽しもう!
やってみたいオシャレが自分にはどうしても似合わない…そんな思いをした障害者の方は …
-
-
自立に役立つ技術を学ぶ自立生活プログラム
施設や実家から離れて住み慣れた街で自立して生活したいと思っていても、いきなり一 …
-
-
多くの障がい者が不安に思うこと
障がい者の人は、健常者とは異なる特別な不安を抱くことがあります。その不安は、障が …
-
-
障がい者のビジネスへの参画を促すシステムの活用
企業では障がい者を貴重な労働力として考え、ビジネスに参画を促す傾向が生まれていま …
-
-
バリアフリーの始まりを学ぼう
バリアフリーは障がい者が暮らしていくために環境を整えたり、道具を揃えることです。 …
- PREV
- 健康を維持するために大切なこと
- NEXT
- 部屋の机の片付けに役立つアイテムとは