自分にあった働き方~障がいと共に生きる~
2020/11/22

障がい者と聞くと、働くのが難しいというイメージを持つ人もいるかと思います。
しかし、現在では障がい者雇用率制度が定められており、従業員が一定数以上の規模の事業主は、障がい者の雇用を、一定割合以上にする義務があります。
障がい者が労働しやすい環境が広がってきているのです。
障がい者採用として働くメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか。
■労働時間の融通が利きやすい
まず、自分の体調に合わせて、労働時間を相談しやすいということです。
週5日、フルタイムで働くことが難しくても、週に何日勤できるか、残業はどのくらいまでなら大丈夫かなどを相談することで、無理のない範囲で働くことができます。
また、急な体調の変化でのお休みにも理解を示してもらえることは、嬉しいことです。
■労働環境を整えてもらえる
自分ができないことを明確にすることで、周りの人からの理解が得られ、働きやすい環境を整えてもらうことができます。
例えば、視覚に障がいがある人は、音声ソフトや文字拡大ソフトが利用できるようにしたり、肢体不自由者は、なるべく移動が少なくなるよう、業務内容を見直したり、配置を工夫するなどといった配慮をしてもらえます。
周りに理解してもらいながら働けることは、とても嬉しいことです。
■自分らしい生き方を
このように、障がい者が働きやすい環境を整えている会社で、自分の能力を発揮し、自分らしく働くことはできます。
自分が得意なこと、苦手なことを明確にし、自分に合った働き方ができれば、充実した生活が送れるのではないでしょか。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
障がい者が自分で働いて生活できる未来への展望
障がい者の社会参加には様々な取り組みがありますが、そのすべてが順調とは限らない …
-
-
障害者が運転することを予測していないことにショック
車の運転に関して、障害者というだけで不便に感じることは数多くあります。 しかし、 …
-
-
発達障がい者に合った働き方~ジョブ型雇用とは?~
発達障がい者にとって、仕事で成果を上げることは、大変なことですよね?なぜなら、自 …
-
-
車椅子利用者が手助けして欲しい時に気を付けることとは
日常的に車椅子を使っていても、ふとした時に周囲の手助けが必要になることはよくあ …
-
-
障がい者が働く場を提供する就労支援 ~障がい者の就労環境改善への期待~
軽度の障がい者であっても働ける場は限られており、行政機関や民間企業による積極的 …
-
-
障がい者が就職したいときはどうする?
障がい者の方で働きたいと思うけど、どうやって仕事を探したらいいのか分からないと …
-
-
障がい者だからこそ障がいをオープンに
障がいを持っていることを知られたくないと考える障がい者の方も多いでしょう。恥ずか …
-
-
障がいを悲観してしまいそうになったら思い出したいこと
障がいがあるということをしっかり受け止めていても、悲観的に考えてしまう時もあり …
-
-
コロナ禍の今、増えている障がい者のお仕事を紹介
新型コロナウィルスにより自粛生活を余儀なくされている人も多い昨今。今こそ、障がい …
-
-
アビリンピックその目標に向け日々の培われた技能は、障害者への理解と雇用を促進
障害があっても無くても、同等に社会を生きていくねらいであるノーマライゼーション。 …
- PREV
- 障がい者が健康な生活を実現するための心構え
- NEXT
- オストメイトが身障者用トイレを使用するとき