障がい者の恋愛事情

■障害があるから恋愛は無理?
障がい者を対象とした恋愛に関するアンケートによると、大半の人が交際経験が無い事がわかっています。ただし、交際経験が無い人の中でも、実は交際を望んでいる人が7割を占めています。
恋愛したい気持ちはあるものの出来ないのは、自分の障害が恋愛の支障になると考えている人が多いからです。
また、知的障害を抱える人に関しては、グループホームなどの現場では敢えて男女を別のフロアにしている、交際の事実があれば別のグループホームに移すといったように恋愛自体を禁止しているケースもあるのです。
■サービスを利用して相手に出会える方法もある
障がいがあるからと言って恋愛が出来ない訳ではありません。恋愛をして結婚している人も多くいます。
恋愛をしたいけれど、なかなか出会いがない、不安があるといった悩みを抱えている人は、いわゆる婚活パーティーのようなサービスを利用するのも一つの方法です。
パーティーは障害を持っている人、そして障害に対して理解がある人限定で、1名まで付き添いの方の入場も可能です。婚活パーティーは一度で多くの異性と出会える方法なので、たくさんの人と話をしてみたいという方に向いています。
障がい者の恋愛を応援したいと支援の輪は広がってきており、脚が不自由な方や車椅子の方のために会場の段差を無くす、聴覚障害者や会話が不自由な方のために通訳がコミュニケーションのサポートをするなど、様々な工夫を凝らしたバリアフリー婚活パーティーもメジャーになりつつあります。
恋愛をしたいと思う気持ちがある方は、ぜひ一度、自分に合った方法を探してみてはいかがでしょうか。
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