障がいを気にせずに遊べるスポット
2021/11/21

子どもと一緒に公園デビューしたいというのは、多くのお母さんにとっての夢だといえます。しかし、そうしたささいな夢も、家庭の状況によっては諦めざるを得ない家族もいるというのがこれまでの現実でした。健常者の子が普通に楽しめるブランコも、障がいを持つ子には落下の危険などを考えなくてはいけません。誰でも楽しめる公園の登場は、時代を反映したものといえるでしょう。
都議の訴えによって作られた公園
東京都世田谷区にある都立砧公園内には、みんなのひろばという遊び場があります。ゴムチップで舗装された地面が特徴で、転倒などによるケガの防止に努めていることがうかがえます。また、園内の遊具で人目を引くのが、ジェットコースターのシートのような形をしたブランコです。大きな背もたれと安全バーが体を優しく支え、落下の心配がありません。この遊び場が作られたのは、ダウン症の息子を育てる女性都議の訴えがきっかけでした。自身がアメリカで体験した障がい者でも気軽に遊べるスポットを、日本でも作ろうと決心したのです。
日本でも普及が期待される公園
日本では、このような誰でも気軽に楽しめる公園作りはアメリカにくらべて遅れをとっていますが、これから普及することが期待されます。実際に、重い障がいを持った子がいるために何年も公園に足を運ぶことがなかったお母さんからも非常に喜ばれています。こうした公園が全国各地に普及し、どの家庭にも笑顔がますます増えることが望まれているのです。
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