障がい者が長く働いていくためにできること
2021/07/04
健常者であれば何の問題も感じないことでも、障がい者にとっては大問題となることは多いものです。特に、効果や効率を重視する仕事の場面では、その問題が周囲とのコミュニケーションにも影響し、お互いに働きづらいと感じてしまう場合があります。そのようなことを避けて、長く働くために、障がい者側にできることはあるでしょうか。
できることとできないことをはっきり丁寧に説明する
周囲に障がい者が身近にいたという経験を持つ健常者は少数派です。そのため、障がい者にとって何が大変で何ができるのか、正確に理解している人はほとんどいないという認識が必要です。特に職場では、健常者は障害を持つ方と接する際に何に配慮したら動きやすいのか、どうしたら効率よく仕事をしてもらえるのか、正確に知りたいと思っています。障がいの種類や程度は人それぞれ違います。それで、障がい者の側からできることや得意なことと、逆にできないことやの苦手なことをはっきり説明しておくことで、お互いに仕事がやりやすくなり、働きやすい職場となっていくことでしょう。
自分も周囲にも働きやすい職場とするために
障がい者の雇用の機会は増えていますが、障がいは人によって千差万別で傍目にはわからないこともあるため、特に仕事の場面では、障がい者側からの積極的な情報発信が不可欠です。障がいゆえにできないことを主張するだけでなく、障がい者の目線から考えた前向きな意見を述べるなど、仕事の質を上げるよう努力すると、職場に貢献でき、結果的に長く仕事ができる職場とすることができます。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
障害者手帳でお得に利用できる宅配サービス
障がい者の中には体が不自由なことで日常生活の買い物や食事の用意ができずに宅配サー …
-
-
障がい者が働きやすい環境で仕事をするためのポイント
障がい者が就職活動をする際には、自分の適性に合う仕事を選ぶことはもちろん、障がい …
-
-
障がい者が家族にいる方に向けたイベントを紹介
家族の中に障がいがある方がいる場合、どのように接すれば良いか困っているかもしれま …
-
-
ソーシャルディスタンスがもたらした視覚障がい者への影響とは?
人と人との距離を確保する“ソーシャルディスタンス”は今や社会の常識となっていま …
-
-
暮らしの中でどうしても横断歩道を渡らなければならない視覚障がい者が、安全に歩行するための取り組み
視覚障がい者が歩行中に交通事故の被害に遭うケースは、年間に数十件も報告されていま …
-
-
鉄道会社のバリアフリー化を加速させている情報共有システムとは?
駅のホームで次々と設置が進んでいるホームドア。首都圏の地下鉄ではこのホームドアに …
-
-
犬の車いすを3Dプリンタで! 作り方も公開中
2014年に生まれつき前足がない状態で生まれてきたダックスフントのバブルス。飼い …
-
-
障がい者をサポートする未来の可能性
■発展を続けるAIによる支援 障がい者にとって、AI分野の発展は仕事のサポート …
-
-
末期がん患者に寄り添い続けた車いすの犬シャネル
ゴールデンレトリバーのシャネルは名古屋市の中部アニマルセラピー協会から派遣されて …
-
-
障がい者が自立をするための考え方
障がい者が完全なる自立生活を送るのは難しい部分がありますが、大切なのは自分に甘 …
- PREV
- 役立つ情報を手に入れよう!
- NEXT
- 発達障害の方々は見えないハンディキャップを抱えています