障がい者とその家族を支える場所
2020/09/03

■家族会には、様々な種類のものがある
精神障がい者の家族の中には、日々の生活にストレスを抱えている人もいます。
家族会では、精神障がい者を持つ家族同士が誰にも言えなかった悩みや不安を互いに話し合い、分かち合うことができます。
定期的に会を催したり、専門家による福祉制度や薬物治療などの説明を受けることもあります。
そして、時には行政への働きかけを行い、より精神障がい者が住みやすい地域を作るための活動などをすることもあります。
家族会というのは1つではありません。
「病院家族会」というのは病院を基盤としていますが、「地域家族会」では地域ごとに結成されています。
様々な家族会に参加して、自分たちに最適な家族会を選ぶと良いでしょう。
■当事者会 ~同じ悩みや不安を持つ人との交流の場として有効~
障がい者の中には家族との関係に悩み、心が塞ぎこんでしまう人もいます。
当事者会というのは、障がい者同士が互いに不安や思っていることを話し合える場です。
中には、同じように家族のことで悩んでいる人がいるかもしれませんし、アドバイスがもらえるかもしれません。
当事者会では講演会を開くこともあり、周囲の人々に理解を求めることもできます。
また、本を出版したり、イベントを開催して健常者と一緒に楽しむこともあります。
当事者会に入会したいと考えたときには、住んでいる地域の行政機関に問い合わせてみると良いでしょう。
■障がい者や家族が安心できる場所はある ~誰もが一人ではない、仲間を求めています~
障がいを抱えていたり、障がい者が家族にいることで悩みや不安を抱えている人もいます。
家族会や当事者会は、障がい者やその家族にとって安心できる場所になるかもしれません。
経験者でなくてはわからなかったり、理解できないこともあるでしょう。
家族会や当事者会に参加して、ぜひ自身の悩みを打ち明けてみてはいかがでしょうか。
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