文学を「聞く」 ~新しい趣味を見つけて~
2020/06/24
■自宅で過ごすことが多くなった時に見つけた新しい趣味
昨今の外出自粛の影響により、一日のほとんどの時間を家で過ごす毎日です。
もともと、家の近くでウィンドウショッピングしたり、公園や河川敷で季節の景色を楽しんだりすることが趣味だった私は、家にいなければいけない毎日にすぐに飽きてしまい、新しい趣味を探していました。
そんな時に出会ったのが、文学作品を朗読してくれるサービスです。
■知っているつもりになっていた作品
もともと文学には興味がありませんでした。
本で小説を読み始めると、文字を追いかけることに疲れてしまい、短編小説といわれる本でも、まだ何ページも読まないと結末が解らないのか、と途中で投げ出してしまうことばかりでした。
文学を「聞く」サービスは、短いものでは10分ほどで、一つの作品が完結します。長いものでも30分以内で結末が解るものがほとんどです。
利用も簡単で、YouTube等のインターネットで作品をたくさん見つけることができます。タブレット端末やスマートフォンで楽しめる手軽さも、続けられている理由となっています。
また、自分が読み進めるときと違い、目を閉じていても自然とお話が進んでいくので疲れを感じません。聞いているときの姿勢も自由なのです。
何よりも、一つ一つの作品が面白く、いろいろな想像を掻き立ててくれることが、ハマった一番の理由です。
誰もが知っているような有名作品でも、あらためて文学を聞いてみると、あらすじや内容を間違って理解していたものが多く、驚きます。
朗読を聞き終えた後は、なんとも言えない達成感や満足感で満たされます。勘違いかもしれませんが、少し賢くなったような気持ちにもなって、また次に聞きたい作品を探してしまう毎日です。
読んだ作品で面白かったものを、誰かに話したくなるのも、今までになかったことで、不思議な気持ちになります。
家に居る時間を楽しく過ごす一つのアイテムとして、皆さんも「聞く文学」を初めてみませんか?
ちなみに、私のおすすめは、夢野久作が書いた「きのこ会議」です。想像していなかったエンディングに驚かされます。ぜひ、一度読んでみてください。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
エレベーター緊急時、メールでヘルプ
横浜市道路局が管理する神奈川県西区の歩道橋などにあるエレベーター14台の行き先階 …
-
-
真夏にピッタリのデザートで夏を満喫しましょう
暑い日が続きますが、皆さん健康に過ごされておられますでしょうか? 夏の暑さに …
-
-
障がい者とART
■ARTの世界からみる、障がい者の作品 近年、障がい者のART作品が注目されて …
-
-
電報を打つと障がい者スポーツに寄附できます NTT西日本・東日本と日本障がい者スポーツ協会が協力
日本障がい者スポーツ協会とNTT東日本・NTT西日本が障がい者スポーツの普及・強 …
-
-
障がい者の自立支援について ~障がい者の職種が多様化することへの期待~
福祉に頼るばかりではなく、自立して社会貢献したいと考える障がい者は少なくありま …
-
-
ファッションに気を遣ってみると気分が変わる
障がいがあるとどうしても外出の機会も少なくなりがちで、ファッションに気が向かない …
-
-
障がい者芸術の世界に触れてみました
■障がい者の芸術作品で勇気をもらう 障がいがあっても世界で活躍する人は少なくあ …
-
-
車椅子ユーザーが人の手を借りなくても電車に乗れる時代が来た!
電車を乗り降りする際に駅員さんからの補助を受けなければならないために、一人で外 …
-
-
暮らしに役立つ障がい者手帳
今回は「障がい者手帳」を活用し、暮らしを豊かにする方法を簡単にご紹介します。意外 …
-
-
自閉症の宮本さん、みやもとゆい〜ココロの個展〜 和歌山で開催中!
2歳で自閉症と診断された岩出市在住の宮本悠衣(ゆい)さん(26)が、身体や精神 …
- PREV
- 未来の自分のために準備をしています
- NEXT
- 青と緑に元気をもらう