自閉症児の子育てで大切なこと
2022/05/17
自閉症スペクトラムは発達障がいの総称です。1歳半検診で早くも可能性を指摘されることもあり、大体3歳くらいから確定診断が出ます。小さい内から障がいがわかり家族は先を不安に思うかもしれませんが、早期に判明したことは子供にとって大変なメリットです。ここでは就学前の自閉症児にありがちなことと、その対処方法をご紹介します。
注意力がとにかく散漫。そして声も耳に入りにくい。
幼児に限らず発達障がい者の多くに言えることです。目的にまっしぐらで周りが見えず、声をかけても耳に入りにくくなっています。これが屋外だと怖いもので、道路に走り出したら大変です。迷子のときも同様で、本人が気付かなければ泣かないし、親を探そうともしません。おもちゃ売り場で見失おうものなら周りも迷子だとは思いません。
こういった注意力の欠如への対処法ですが、外では手をつないで行動するに限ります。買い物などで両手がふさがらないように、リュックサックを使いましょう。人目が気にならなければ親と子の手首同士をつなぐリードも便利です。子どもの足なら追いかけられる…とだけは、あまり思わない方がいいかもしれません。
自閉症児子育てのボーダーラインは高くて低い
徹底した見守りや、手を離さないといった対処は同行者に負担のかかる方法ですが、命に直結することなので頑張りどころです。自閉症児の子育ての絶対的ボーダーは命にかかわるか、かかわらないか。その他のところすべてで多少手を抜いても大丈夫。そんな自分を大目に見て構いません。安全にだけは気を付けてあげてください。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
日々の暮らしで役に立つ!障害者手帳の意外な使い道
障害者手帳は、身体的、療育的、精神的な障がいを持つ方が取得することができる手帳で …
-
障がいのある人だけでなく家族も暮らしやすい最新バリアフリー
バリアフリー住宅というと障がいのある人や高齢者をイメージしますが新築、改装すると …
-
地域住民と交流する貴重な機会
障がい者施設に入所や通所していると、その施設と自宅のみが生活圏となることも少な …
-
ユニバーサルマナー検定に参加してみませんか?
■ユニバーサルマナー検定とは? ・ユニバーサルマナー検定(外部リンク) www. …
-
日本初のパラリンピックガイド『リオ パラリンピックを楽しむための完全観戦ガイド』の発売が決定!
2016年9月7日より開催される「リオデジャネイロ パラリンピック」を前に、これ …
-
広汎性発達障害者の特徴と安心して生活するためには
障害を持った方の生活はとても大変です。それはたくさんの困難があります。その中でも …
-
視覚障害者にやさしいタイムレコーダー
バリアフリー仕様のシステムタイムレコーダー「SX-280A」は、表示能力の高い4 …
-
障がい者の恋愛が難しい理由
障がい者の恋愛が難しいと聞いたことがある人もいるでしょう。 なぜ、障がい者の …
-
障がい者も自分で履きたい靴を履いておしゃれを楽しむ
脳障害や病気よる四肢麻痺や病気や怪我などによる四肢の欠損などの障害者は、服の着脱 …
-
便利アイテムにたどり着くまでが大変
暮らしを便利にしてくれるアイテムをうまく使えば、障がいがあっても生活しやすくな …