障害者と健常者の友情
2022/04/09
人生にとって友人との交流は、時として家族や恋人との関係以上に大切なものです。
それは障碍者にとっても同じことでしょう。
■障碍者と健常者が友情を育むコツとは
しかし障碍者と健常者が友達付き合いをすることには、健常者同士のそれとは少し異なる「付き合いのコツ」のようなものが必要かもしれません。
なぜなら障碍者には生活の上で多かれ少なかれ、他者のサポートを必要とする場面があるからです。
そのサポートをどの程度友達に担ってもらうのか、そのバランス感覚が友情を長持ちさせるコツといえるでしょう。
■基本は理解し合うこと
まずは相手の友人に自分に何ができて何ができないのかを伝えることが大切です。
一緒に行動するときに、視覚障碍者なら腕を持たせてもらって誘導してほしいのかその必要はないのか、車椅子なら押してもらいたいのか、どんなスピードで歩いてほしいのか。
具体的に伝えるようにしましょう。
友達ならきっと理解を示し、快くサポートしてくれるはずです。
■バランスのとり方って?
例えば友達と食事に行くとき、食事場所での移動やメニュー選びをサポートしてもらう必要があるかもしれません。
そんな場合はお店選びや予約作業を自分が担う、お店までの移動はヘルパーやタクシーを利用して自力で行う、などできる範囲のことをするようにしましょう。
お互いにより気持ちよく一緒の時間を過ごせるはずです。
■感謝の気持ちを忘れずに
親しき中にも礼儀あり、という言葉のとおり友達関係にも一定の節度は必要です。
できるだけ自立することで、友達との関係をよりよく育むことができるでしょう。
とはいえ一番大切なのはお互いの信頼関係。時には思い切って友達に甘えてみてもいいでしょう。
何よりも大切なのは感謝の気持ちを忘れないことなのです。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
パラリンアートで夢をかなえよう
■障がい者アーティストが活躍できる場所をみつけよう 障がい者の支援と言えば福祉 …
-
できないことを人に頼むことが、自立して働くということ
いろいろな障がいを持っている人がいますが、その障がいのためにできないことがあり、 …
-
自粛中の連休を過ごしてみて
新型コロナウイルスの影響で、今年は外出自粛を余儀なくされました。今回は、いつもと …
-
バリアフリー体験を共有できるアプリ
バリアフリーがどこでどのように実現されているか、なじみのある土地ではわかっていて …
-
障がい者が意見を言える場所
健常者のなかには、障がい者に対して誤った認識をしていたり、間違った解釈をしてい …
-
女性はなぜ算数や数学が苦手?
一般的に、女性は算数や数学が苦手と言われています。ある調査でも小中学生の男女別の …
-
障がい者がポジティブに働くために必要なこと
障がいを持っている人は、前向きかつ楽しく働くことができると、仕事が継続しやすく、 …
-
自分の抱えるコンプレックス克服に役立つ情報はどこで集める?
発達障害にコンプレックスを抱える大人の男女が近年目立ってきました。世間的にも随分 …
-
発達障害であっても時間をしっかり管理するために出来ること
■発達障害に関する悩みの定番である遅刻 発達障害やADHDがあると、時間の管理 …
-
考え方を少し変えることで楽しく暮らすことができる
他の人には何でもない些細なことが障がい者にとっては重大な問題になるケースは少な …
- PREV
- 障がい者に関する情報を得る方法
- NEXT
- 障がいをハンデと感じるかどうかは自分次第