自立した生活を送る為には、まず心理的な負担を減らしてから
2020/08/31

■心のケア「ピア・カウンセリング」
知的・精神・発達障害などの目に見えない障害は、周囲に理解や認識されにくく、コミュニケーションが上手く取れなかったり忘れ物やミスなどを繰り返してしまったりすることで「他の人よりも出来ない人」「努力が足りない」と言われて心理的な負担を強いられます。
無理を重ねてしまうと、ますます生きづらい状況に陥り後に引きこもってしまうことも少なくありません。そこで、心理的な負担を減らす方法として「ピア・カウンセリング」があります。
■同じ障害を抱えている仲間だから共感できる
ピア・カウンセリングでは同じ悩みを抱えている人が集まり、お互いにカウンセリングを行います。
同じような障害を抱え、体験してきた同士だからこそ共感し、安心して心を開いて気軽に相談できるのです。
また、お互いの体験談や情報交換をして、悩みに対して解決できる方法などを提供してくれます。
さらに、グループで会話をしていくため、他人と関わることで新しい価値観が見つかり、コミュニケーション能力も向上していきます。
ピア・カウンセリングは自立センターや発達障害当事者が運営しているカフェなどで開催していることが多いです。その他にも、障害者雇用や自立支援などのセミナーを開催している場合もあるので、積極的に参加すると自立生活への足掛かりとして良いきっかけになります。
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