アビリンピックその目標に向け日々の培われた技能は、障害者への理解と雇用を促進
2022/04/09

障害があっても無くても、同等に社会を生きていくねらいであるノーマライゼーション。教育や雇用においても特別視されず、障害者理解につながっていきつつあります。このアビリンピックは、日頃の職業技能を競い合うことで日々切磋琢磨している障害者が、健常者と同等かそれ以上の技能を磨き、その技を披露できる場です。そこで、アビリンピックが始まショウった経緯やアビリンピックとはなにか、詳しく解説していきます。
アビリンピックとは?
正式名称は「全国障害者技能競技大会」です。英語表記は、ABILYMPICSです。ABILITY(能力)とOLYMPICS(オリンピック)を合わせたもので、持っている能力を競い合う大会です。親しみを込めた愛称としてアビリンピックと呼ばれています。昭和47年11月に初開催され、2021年12月に実施された東京大会で41回目となります。
どんな競技種目があるのか?
2021年12月に開催された競技種目は、ワードプロセッサ、ビルクリーニング、製品パッキング、喫茶サービス、オフィスアシスタント、表計算、パソコンデータ入力、物流、品出し、木工、縫製など25種目。また、全国アビリンピック2021では競技デモンストレーションとして、クラフトテープかごバッグ製作とOA機器等メンテナンスの2種が追加されました。
技能を磨き、輝ける場で自分の力を発揮する
努力して日々培ってきた能力を大勢の人の中で発揮できる場がアビリンピックです。障害があっても、技能を磨くことで自分が得意とする技能を身につけ、輝ける場を見つけることができます。そのことは、出来る自分を誇りに思える自己肯定感にもつながります。この大会を通して、技能を磨き能力を高める障害者が社会の中で理解され、あたりまえに雇用されることにつながっていきます。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
発達障害の方々は見えないハンディキャップを抱えています
発達障害を抱える方々は、日々色々なストレスを感じながら生活しています。いわゆる目 …
-
-
いざという時に慌てないための障がい者向けの防災対策
障がい者は健常者と比べ、被災時の危険度が高まりやすいです。過去に起こった東日本大 …
-
-
障がい者にとって有益なお得情報をお届けします
心身に不自由な部分がある障がい者のなかには、外出することが難しいと悩んでいる人も …
-
-
障がい者の恋愛事情
「障害のある自分は恋愛をしてはいけない」と思い込んでいる人は多いです。相手に迷惑 …
-
-
心の健康を守るためには趣味の時間を意識して持つことがおすすめ
障がいを抱える方々は、出来ることと出来ないことの差が大きくなりやすいです。もちろ …
-
-
車椅子生活で頭を悩ませるバリアフリー対策
■視覚障がい者との共存の難しさ 私は若い時に交通事故に遭って以来、ずっと車椅子 …
-
-
障害者の方々はどんな不安感を抱えているのでしょうか
障害者の方々は様々な不安を抱えています。どうしても社会的にはマイノリティーであり …
-
-
ADHDの方々に役立つ情報を手軽に見つけるためには
ADHDに関する情報源は、一昔前に比べて随分と豊富になって来ました。定番の情報源 …
-
-
介助犬は24時間そばでサポートしてくれる介助のプロ
介助犬とは利用者の自立と社会参加を目的として様々な介助動作の訓練を受けた犬のこと …
-
-
自分の能力を活かせる仕事とは?
■自宅で働く方法が増えている 障がい者が通勤で働くことはハードルが高い環境と言 …