精神障害者は家族のサポートが大切
2020/10/25
■家族の第三者目線が大切
うつ病や双極性障害の患者は、症状がひどい時には視野が狭くなり、周囲の状況が見えなくなりがちです。
そのため、自分の精神状態がおかしくなっていても、本人は気づかないことが少なくありません。
そして、自分はダメな人間だと思ってしまう可能性があります。
そんな時には、家族の目がとても大切で、家族が第三者目線で、この人いつもと違う、何かおかしいと気づくことが可能です。
実際、精神障害者は、自分自身で心療内科に行くことは少なく、家族に連れて行かれるのが多いです。
■回復期も家族の目で判断してもらう
特に双極性障害の場合ですが、落ち込む時があると思えば、極端にやる気がみなぎってしまうことがあります。
それは、いわゆる「そう状態」です。
特に、回復期には元に戻ったのか、そう状態に入っているのかの判断がとても困難です。
この時にも、家族の目で判断してもらう必要があります。
実は、双極性障害者は、自分自身ではそう状態なのか、通常なのかが判断つきません。
患者本人は、気分が高揚していますので、とても気分が良いのです。
そう状態で、アクティブになっている時には、ご飯を食べることや睡眠を取ることも忘れて、作業などに没頭してしまいます。
そこで、第三者目線で見極めることが大切です。
特に、配偶者などの場合は、相手の通常の様子を知っているはずなので、そう状態の場合は「この人、やり過ぎ、少しおかしい」と気づくでしょう。
そう状態が続くと、また頑張り過ぎて再発してしまうので、そう状態に入らないように周囲の人が見守り、状態に応じて適切な服薬も重要です。
■家族の目はとても重要
精神障害者の中でも、特に双極性障害の場合は、自分の気分が上がっている時に、それがノーマルなのか、疾患による「そう状態」であるのかが、患者自身は判断つきません。
そのため、本来の患者のノーマルを知っている、家族が第三者目線で観察することはとても重要です。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
Knock on the DOORのご紹介
[Knock on the DOORとは] 美しいステッキを生み出し、販売を行う …
-
-
障がい者が楽しく過ごせるイベント
■障がいがあるけれど外出を楽しみたい 聴覚と言語に障がいを持っているために、外 …
-
-
障がい者が安心安全にイベントを楽しむ方法
■外出をためらう、家に引きこもりがちな障がい者の方をサポート 障がい者だからイ …
-
-
アプリで学ぶなら、ゲームで学べる手話辞典
聴覚障害者の言語である手話は、動作と単語を組み合わせて使います。手話を使うことで …
-
-
視覚障がい者にiPhoneを ソフトバンクが使い方教室アプリを提供
視覚障がい者に「ボイスオーバー」機能を使ったiPhone操作をわかりやすく説明す …
-
-
生活圏内にあるバリアフリー
車いすで生活をしている場合、生活圏内がバリアフリーになっているとぐっと生活しや …
-
-
売ったり買ったりできるショップ
障がい者施設をサポートしてくれる団体があり何かグッズを作って販売したり、購入し …
-
-
障害者でもお洒落を楽しめる新しいファッションスタイル
「お洒落を楽しみたいけれど、障害を理由に消極的になってしまう」という方は少なくな …
-
-
インターネットを活用すると活路がひろがる
障がい者の情報はインターネットを利用することで簡単に収集することができます。 …
-
-
パラスポーツを楽しもう
■車いすバスケットボールの魅力 私が最近ハマっているのが、車いすバスケットボー …
- PREV
- 友達との接し方について
- NEXT
- 情報収集の手段を確保しよう