障がい者がバリアフリー住宅を建てるときに気をつけること
2020/10/21

障がい者にとって、住居も安心できる場所ではない可能性があります。
僅かな段差があるだけで、車イスがスムーズに通れなかったり、手すりがないために転倒してしまうことも考えられます。
バリアフリー住宅にすることで、車イスでも楽々通れますし、転倒する心配もありません。
ですが、建てるときにはいくつかのポイントがあります。
ここでは、障がい者が住みやすいバリアフリー住宅に必要なことについて解説します。
■家族と共有できる工夫が大切
バリアフリー住宅を建てるときには、車イスでも入りやすいように段差をなくしたり、洗面台やテーブルの高さを工夫することが大切です。
ですが、このときに注意したいのが、家族と共有しやすいかどうかです。
たとえば、洗面台の高さを車イスにあわせると、家族にとっては低く感じてしまいますし、かといって高いままでは、車イスだと使いづらくなってしまいます。
バリアフリー住宅を作るときには、洗面台やテーブルは高さ調節が可能なタイプを選ぶようにしましょう。
高さを調節できるので、家族にも障がい者にもストレスになりません。
■十分な広さを確保しておきます
バリアフリー住宅を建てるときには、まずは広さを確保することが大切です。
特に、廊下は車イスが十分に通れる広さを確保することが大切です。
車イスは一方通行だけではありません。
途中で方向転換することも必要です。
少なくとも、廊下の幅は90センチは確保しておくことが必要です。
■後悔しないバリアフリー住宅
バリアフリー住宅を建てるときには、本当に住みやすいかどうかを、何度もシュミレーションして決めることが必要です。
そのときには、障がい者だけではなく、家族にとっても住みやすい住宅を意識するといいでしょう。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
知っていますか?バリアフリー化に関する助成金
■自宅のバリアフリー化は無理じゃない 不慮の事故や病気で思うように動けなくなっ …
-
-
視覚障害者にやさしいタイムレコーダー
バリアフリー仕様のシステムタイムレコーダー「SX-280A」は、表示能力の高い4 …
-
-
楽しい仕事で人生を送る障がい者への取り組みを紹介
何らかの理由で、突然障がい者になってしまうと、多かれ少なかれ、日常生活や仕事に支 …
-
-
障がい者の恋愛や結婚に大切なスタンス
恋愛や結婚に興味があるのは、ごくごく自然な事です。ハンディキャップを抱えているか …
-
-
友達はどうやって作る?
■友達がいない人は多い? 友達を作りにくいのは、障がいがあるからと感じてしまう …
-
-
ソーシャルディスタンスがもたらした視覚障がい者への影響とは?
人と人との距離を確保する“ソーシャルディスタンス”は今や社会の常識となっていま …
-
-
マカトンと手話を組み合わせた新しい意思伝達手段への期待
■知的障がい者が手話を使いにくい理由 手話は、聴覚障がい者が用いるコミュニケー …
-
-
恋愛にチャレンジするために大切な心構えとは
誰でも恋愛や結婚に興味関心を持つもの、決して恥ずかしい事ではありません。「恋愛に …
-
-
障がいを気にせずに遊べるスポット
子どもと一緒に公園デビューしたいというのは、多くのお母さんにとっての夢だといえま …
-
-
ユニバーサルマナー検定に参加してみませんか?
■ユニバーサルマナー検定とは? ・ユニバーサルマナー検定(外部リンク) www. …