障がい者の自立は本人のやる気と周りのサポートが重要
2020/07/21

■障がい者への助けが却って自立を妨げる原因になることがある
障がい者の暮らしはどうしても周囲の助けが必要になる状況が多く、その点が自立の妨げになっているのが実状です。
障がい者自身も助けがあって当たり前という甘えの気持ちを持つのは決して珍しくありません。
障がい者をサポートすることは大切ですが、その一方でサポートありきな生活をいつまでも続けるのは必ずしも障がい者本人にとって最善とは言えないでしょう。
自立した生活を営むには本人の強い意思と周囲の理解が欠かせません。
■社会活動への積極的な参加が自立に繋がる
ひと口に自立と言ってもその定義は人によって様々ですが、障がい者の場合は周囲のサポートを受けながらも自分でできることは自分で行うことが自立の条件と言えるでしょう。
サポートだけに依存するのではなく、自分の意思で活動することが重要です。
例えば、自治体や福祉団体が主催する、障がい者を対象にした催し物への参加は生活のあり方を見直す絶好の機会と言えます。
また、生活費を自分で稼ぐために障がい者を受け入れる会社へ就職するのも自立の一種です。
自らの意思で社会と積極的に関わることが障がい者に求められる姿勢と言っても過言ではないでしょう。
その他にも、障がい者同士で情報を交換し、交流を深めるのも毎日の生活を楽しくするコツと言えます。
あまり気負い過ぎるのは良くありませんが、自分でやってみよう、チャレンジしてみようと思ったことに、怖がらずに前向きに取り組んでみる、失敗してもいいじゃないかという姿勢で臨んでみてはいかがでしょうか。
行動を起こすことで、自分が変わっていくことを感じられるのも、一つの楽しみになることでしょう。
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