恋愛は人としての成長に繋がる

■障がいがあるからと諦める必要はない ~人を好きになるのは自然なこと~
障がいのある人やその家族にとって、障がい者自身の恋愛は大きな課題です。
障がいの程度によりますが、ハンディがあるがために思うように気持ちが伝えられず、お付き合いに発展するまでが長くなるかもしれません。
特に知能に障がいがある場合は、恋愛の好きと家族の好き、性への興味としての好きを混同してしまうことも少なくないでしょう。そういったケースでは、周りの人のサポートが不可欠です。
人によってはそうしたサポートを余計なお節介と思うこともあるでしょう。
相手を好きになるという感情は自分ではどうにも制御できないものですし、誰かに采配してもらいたくないという気持ちが芽生えるのも当然です。こうした感情は、自立の心を養う上でも欠かせません。
恋愛経験を通して自分の思いや人の気持ちに意識を向けられるようになるなど、心の成長において恋愛は非常に重要です。
障がいがあるからといって恋愛を諦める必要はなく、障がいがあってもなくても、人を好きになるという感情自体は自分を成長させるものだと前向きに考えることが大切でしょう。
■家族の協力は欠かせない ~理解者を増やしてより良い恋愛を~
人は恋愛すると自分とその恋愛相手のことだけを見てしまいがちです。
二人だけの世界に陥り、それまでサポートしてくれていた家族や友だちと距離を置くことも少なくありません。
しかし、障がい者の場合は日常生活を送る上でも、恋愛からさらに結婚を考える上でも、家族のサポートは非常に重要です。家族の協力や理解があってこそ、恋愛は上手くいきます。
相手が障がい者である場合はなおさらです。特に障がい者の場合は、障がい者同士で恋愛することが少なくありません。
それは出会いの場が、特別支援学校や障がい者施設などであることがほとんどだからです。同じ障がいを持っている同士であれば、お互いの悩みに共感でき、互いに相談することで恋愛に発展することも少なくありません。
しかし、互いに思い合っていても恋愛まで発展するには家族のサポートが必要です。
まだ恋愛に発展するか分からない段階であっても、家族や友だちなど、信頼できる人に気持ちを知っておいてもらうことで良い方向に進むこともあります。
日頃から自分がどうしたいのか、信頼できる人としっかり話し合う習慣をつけることが大切でしょう。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
盲導犬が飼い主を守った! 盲導犬のフィーゴがバスにひかれそうになった時にとったとっさの判断とは?
アメリカ・コネチカット州でスクールバスにひかれそうになった飼い主を盲導犬が守った …
-
-
感謝の気持ちを表現する方法
■意外と伝えるのが難しい感謝の気持ち 体や視覚に障がいがあると、日常生活の中で …
-
-
自治体の自立支援サービス
障がい者が住み慣れた街で安心して暮らすための障害保険福祉施策には、自立支援給付 …
-
-
車いすの天才物理学者 スティーブン・ホーキング博士の言葉
ブラックホールの研究で有名な、イギリスが生んだ車いすの天才物理学者:スティーブ …
-
-
行動と考えを変えれば恋愛のチャンスは無限にあります
障がい者は恋愛が不利、恋愛できないなどと考えている人がいますが、そのような根拠 …
-
-
障がい者が受け取れる年金がある
■障がい者も受け取れる公的年金 公的年金というと、高齢になってから支給されるも …
-
-
インターネットで広がる世界
障がいがあると、簡単に外に出ることができなくなり、社会とのつながりが薄れていく …
-
-
車椅子で東京・横浜観光
こんな記事を目にしました。 株式会社ヒューマンビークル(東京都品川区)が運営する …
-
-
うつ病患者に芽生える感謝の気持ちとは
■うつ病患者の精神状態 うつ病患者の重症な時期は、極端な抑うつ状態が続き、何を …
-
-
障がい者が楽しく元気に働くためのコツ
仕事をする上で楽しく元気に働きたいという希望は、障がいの有無を問わず誰しも持つも …
- PREV
- パラリンアートで夢をかなえよう
- NEXT
- 精神障害者になってしまっても、働ける場所はある