車椅子生活で感じる日常の不便さ
■電車を利用する時の車椅子ならではの苦労
私は20代の時に交通事故で下半身が麻痺してしまい、車椅子での生活を余儀なくされています。
日常生活で不便を感じることはたくさんありますが、中でも苦労するのが電車の利用です。
私の住んでいる地域はまだまだバリアフリーの環境整備が整っていない駅も多く、構内にエレベーターが設置されていないケースも少なくありません。
駅員さんや周囲の人に運んで貰う形となるので、それが申し訳なく感じてエレベーターの設置されていない駅の利用を避けるようになりました。
■日常で感じる不便さ
エレベーターが設置されている駅でも不便を感じることはあります。
周囲に配慮して通勤以外では利用者が少ない時間帯に利用するよう心掛けているのですが、それでもスムーズに乗れないことは日常茶飯事です。
障がい者だから特別扱いをしろとは言いません。しかし、きびきびと歩いている見るからに健康な若者が、階段やエスカレーターを使わずにエレベーターを利用することで自分が待たされるのにはモヤモヤします。
初めて利用する駅などは、駅員が不慣れでスロープを用意してもらうまでに時間が掛かることが多いです。過去に1時間近く待たされて、待ち合わせに遅れてしまったこともあります。
誰が悪いというわけではありませんが、車椅子でも普通の人と同じように生活ができる世の中になってほしいです。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
精神障害者は、自分の病気の専門書を読むことが大切
■自分の病気の専門書を読む うつ病や双極性障害などの精神障害者は、回復過程で自 …
-
障害者が仕事をしやすくする業務切り出しの3手順
「障害者雇用をしてみたいが、任せられる業務を見極められない」こんな悩みはないでし …
-
コロナ禍の中でも働くことを生きがいにして頑張りたい
人間は健常者障がい者に限らず、どんな人でも生きていくのに一生懸命仕事をします。自 …
-
発達障害の方々は見えないハンディキャップを抱えています
発達障害を抱える方々は、日々色々なストレスを感じながら生活しています。いわゆる目 …
-
障害者と健常者の友情
人生にとって友人との交流は、時として家族や恋人との関係以上に大切なものです。 …
-
友達との接し方について
■気を使いすぎている 障がいを持っていると、お互いに気を使ってしまう場面が多く …
-
点字ブロックの上に物を置かないようにしてもらうためには
点字ブロックは視覚障がい者にとってなくてはならない命綱です。 日本で生まれた …
-
手厚い支援をしてくれる企業の特徴とは
障がい者の人が働く場合は、何らかの支援が受けられる企業を選んだ方が良いです。しか …
-
点字ブロックの歴史と将来的な改善点
視覚障がいを持つ方々が安心して街中を歩けるように開発された、点字ブロックの歴史に …
-
ヘルプマークの活用法
■ヘルプマークとは ヘルプマークは、障がい者が他者の助けを求めるために身に着け …
- PREV
- 体を曲げることができなくても足の裏を洗えるグッズ
- NEXT
- 多目的トイレ使用に関する困りごと