知的障がい者用の翻訳機は開発できるか?
2020/05/09
■言葉を話せない知的障がい者とのコミュニケーション
私の息子は自閉症で、聴覚障がいはありませんが、言葉を話すことができません。数種類のシンプルなボディランゲージやクレーン(相手の手を取って関心のある対象物に触らせ、自分の要求を表現すること)により、コミュニケーションを図っています。
親や支援学校の先生など、日頃から接している人間には彼のボディランゲージがある程度理解できますが、初めて接する人には彼が何を言いたいのかわからないでしょう。
様々な人と接することは、息子の成長のためにも重要なのですが、初めて会う人が毎回意思伝達方法をイチから学ぶのでは、息子もイライラして疲れてしまうのではないかと感じています。
■知的障がい者用のコミュニケーショングッズを開発できないか?
息子が他人とコミュニケーションを取りたい場合には、空腹や立腹など何らかの心身の変化も生じていると言えるでしょう。
こうした心身の変化を示すバイタルサインを把握できるコンパクトなグッズがあれば、初めて接する人も彼の要求を把握できるのではないでしょうか?
犬のためにバウリンガルのような装置が開発されている以上、人間の単純な意思を測定器械で把握するのはさほど困難ではないと考えています。
言葉を話せず手話もできない障がい者と効率的に短期間でコミュニケーションを図れるようになるために、このようなデバイスが開発されることを望んでいます。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
他人に障がい者だとわかってもらうには?
■見た目は一般人と変わらない我が子が外でいたずらしたら 私の息子は自閉症で、言 …
-
-
障がいを抱えていても楽しみを見つける方法
■障がい者手帳を活用して行動範囲を広げよう 障がいを抱えていると行動範囲が狭ま …
-
-
強迫性障がいは損ばかりしているのか?
■不安で押しつぶされそう 強迫性障がいは、強迫観念という不合理な考えやイメージ …
-
-
障がい者と音楽の関わりについて
積極的に音楽と関わる障がい者が増えています。 これから、日常生活で音楽を楽し …
-
-
仕事を通して生活のモチベーションを上げよう
障がい者は仕事をしたいと思っても難しく、あきらめてしまうこともよくあります。しか …
-
-
障がい者も企業に就職して活躍したいという夢を叶える制度
障がい者の中には特別支援学校などを卒業した後、企業に就職し社会人として活躍した …
-
-
障がい者とART
■ARTの世界からみる、障がい者の作品 近年、障がい者のART作品が注目されて …
-
-
楽しく働けるように工夫をしてみよう
障がいを持っていても、社会とかかわるため、生活していくために仕事をしていくことが …
-
-
聴覚に障がいがある場合に便利なグッズ
■聴覚に障がいがあることを伝えたいなら 補聴器が髪や帽子で隠れて見えにくくなる …
-
-
仕事でくよくよしない!ポジティブになるためにはどうすればいい?
仕事でミスをしたり分からないことがあると、誰しも落ち込むものです。特に障害を抱え …
- PREV
- 大好きなスポーツに取り組める喜び
- NEXT
- 障がい者と健常者の間にあるスピードの「ずれ」