盲導犬の役割と世界との比較
2021/10/11
目で物を確認することができない視覚障がい者にとって重要なパートナーとなるのが盲導犬です。実際に盲導犬を利用している視覚障がい者の中には、実際にどういった役割を担っているかについて詳しく知らないという人も少なくありません。そこで今回は、盲導犬の主な役割や世界と日本の頭数の違いについて詳しく説明していきます。
盲導犬が持つ役割
盲導犬は文字通り視覚障がい者の目の代わりとなって安全に日常生活を送れるようにサポートするのが役目です。歩道のない道路を歩行中の車の接近、段差で躓かせないための事前の合図などを主な仕事としています。自宅内で歩行中に家具などと接触しないように誘導する、指示された物を取ってくるのも盲導犬の仕事です。
日本と世界の盲導犬の頭数の違い
視覚障がい者にとって大切なパートナーとなる盲導犬は国によって稼働数が異なります。欧米の平均が約5000頭なのに対して、日本は900頭弱です。2010年前後のピークを境に減少傾向にあり、稼働数の増加が急務とされています。
盲導犬の役割を正しく理解して付き合う
盲導犬は人間のサポートをすることを目的に訓練されているとはいえ、何でもできるわけではありません。本来の役割と異なる命令をしたり、できないことを無理矢理やらせる行為は信頼関係を壊す原因になります。盲導犬についての正しい知識を身に付けるのはもちろん、仕事を終えた後に労いの言葉を掛けるなどケアをしてあげることが大切です。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
「働く」という夢を叶えるには
対人関係が苦手だったり、物事に対して強いこだわりを持つ特徴があるのが発達障害で …
-
緘黙でも大丈夫!感謝を伝える方法。
特定の場面で、喋ったり動いたりすることが困難になる緘黙(かんもく)。 精神医 …
-
理解したい障がい者の思い!
たくさんの障がい者が学校や職場に通っており、健常者と共に活動する光景が見られま …
-
車椅子生活で感じる日常の不便さ
■電車を利用する時の車椅子ならではの苦労 私は20代の時に交通事故で下半身が麻 …
-
働きたい気持ち
障害を持っていても社会に貢献したいと思っていますし、働ける場所があれば働きたいで …
-
コミュニケーションが苦手…そんな時は簡単なことから
■相手の話を聞く姿勢を変えるだけで大きく改善 小さい頃から人と会話をすることが …
-
強迫性障がいは損ばかりしているのか?
■不安で押しつぶされそう 強迫性障がいは、強迫観念という不合理な考えやイメージ …
-
ヘルパーとヘルパー事業所にとって
私たち、精神障害者は対応が難しく疲れる存在なのかと不安になった。 介護職の方々の …
-
大人の発達障害への誤解はまだまだ山積しています
大人の発達障害という問題が、ようやく社会的に広く知られるようになりました。一昔前 …
-
24時間テレビを観て
昨日、一昨日と24時間テレビがやってて、最後の方で募金金額の発表があったけど 2 …
- PREV
- 補助犬は、障害を持つ人の大切なパートナー
- NEXT
- 障害者が働く上での日本と世界の違いとは