障がい者手帳の更新でセカンドオピニオンを利用する選択肢もある
2020/10/06

障がい者にとって障がい者手帳に記載される等級は福祉サービスの内容を左右するため、大きな意味を持ちますよね。
では等級に不満を感じたときはどうすればいいのでしょうか。
■忙しい医師は診断書を詳細に記載しないこともある
精神障がい者の等級は1級から3級に分かれていますが、更新する際は医師の診断書が必要になります。
・障がい者手帳について(外部リンク)
www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/techou.html
※厚生労働所ホームページより
そして、この医師の診断書が等級を認定する側に大きな影響を与えるのです。
しかし大きな病院の医師というのは、曜日ごとに他の病院を兼務する傾向があります。
その結果、医師は多忙を極め、精神障がい者の症状が診断書には詳細に記載されないということが起こり得るのです。
■他の医師への相談で診断書の内容が変わることもある
精神障がい者の症状が進行しているのに等級が変更されなかった場合は、他の病院の医師に相談してみましょう。
他の医師からこれまでとは違った視点で診察を受けることで診断書の記載内容が変わり、等級が変更になるというケースがあるのです。
・セカンドオピニオンとは?(外部リンク)
www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/iryo/iryo_hoken/gan_portal/chiryou/second_opinion/about.html
※東京都福祉保健局ホームページより
新たな医師に相談する際は、元の医師にも事情を説明し、引き継ぎ事項の書類を作成してもらい相談先の病院に提出することが基本となります。
■後ろめたさを感じる必要はありません
別の病院の医師に相談することで、これまでの主治医に対して申し訳なさを感じる人もいるかもしれません。
しかし昨今はセカンドオピニオンが推奨されているので、後ろめたい気持ちになる必要はありませんよ。
大事なのは診断書に正しい病名と症状を書いてもらうことなのです。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
障がい者割引を使って、家族や友達とお得にたくさんお出かけしよう!
はじめに障がい者割引というのは遊園地や水族館などで適用される、障がい者手帳を提示 …
-
-
障がい者が長く働いていくためにできること
健常者であれば何の問題も感じないことでも、障がい者にとっては大問題となることは多 …
-
-
自分にあった働き方~障がいと共に生きる~
障がい者と聞くと、働くのが難しいというイメージを持つ人もいるかと思います。 …
-
-
企業の障害者雇用に対する世界と日本の差
障害者の社会進出をサポートするために、企業における障害者の雇用を促す法律を定める …
-
-
障がい者のQOL(Quality of Life)向上には趣味が必須です
■自宅で楽しめる趣味を見つける 心身にハンディキャップを抱えると、なかなか健常 …
-
-
いじめについて
これから転校します。 新しい学校で不安な事が。。。。 やっぱり人間関係。 いじめ …
-
-
ゆったり着られるデザインが理想的
今年で還暦を迎えた私は、人生のちょうど半分を障がい者として生きたことになります。 …
-
-
パラリンアートで夢をかなえよう
■障がい者アーティストが活躍できる場所をみつけよう 障がい者の支援と言えば福祉 …
-
-
障がい者が感じる不便さや困難さを共感できる社会に
健常者にとっては何でもないことも、障がい者にとっては非常に不便に感じることはと …
-
-
精神障害者になってしまっても、働ける場所はある
■精神障害者が将来について不安なこと 現代、精神病を患ってしまう子供もたくさん …
- PREV
- 家族から離れることも検討していこう
- NEXT
- 障がい者がバリアフリー住宅を建てるときに気をつけること