双極性障害の青年が日々感じる生きづらさ
2020/05/01

■双極性障害を抱えながらの就労について
僕は双極性障害一型を患っている当事者です。
18歳の時に発症して、入院も経験しました。今はデイケアに通いながら、障害者雇用での就労を目指して、ハローワークに通っている日々が続いています。
これは双極性障害だけではないとは思いますが、精神障害者は知的障害者や身体障害者に比べて、障害が見えにくいため、例え障害者雇用で雇われたとしても職場において十分な配慮がなされない場合が多いと思います。
中には障害が見えにくいために「お前は怠けているだけだ。」などと言われた経験をもつ友人もデイケアにはいました。その友人はやがてその職場を辞めてしまいました。本人は後悔しているようでしたが、僕は友人がその職場を辞めて正解だったと思っています。なぜなら、そのような心無い言葉を吐くような同僚がいる職場ではますます病気の症状が悪化する可能性があるからです。
■無理をしない、自分の精神状態を中心に考える
我々精神障害者が最も気を付けなければならない事は自らの精神状態を平常に保つ事です。
パワハラ、モラハラが横行する職場は躊躇する事なく辞めるべきです。辞めたら死ぬわけではありません。新たな就職先を探せばいいだけの話です。その間経済的に困るような事態になるのであれば、障害年金を受給すると云う方法もあります。
焦らず、ゆっくりと社会生活を歩んでいく事が肝腎です。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
仕事の集中力を上げるための周囲の配慮
人間関係も含めた職場の環境は仕事の効率を左右する大事なポイントの一つで、体に何ら …
-
-
障がい者の自立支援について ~障がい者の職種が多様化することへの期待~
福祉に頼るばかりではなく、自立して社会貢献したいと考える障がい者は少なくありま …
-
-
日本とアメリカの障がい者雇用に対する支援制度を比べて
日本とアメリカでは、障がい者雇用に関する仕組みや制度が異なっています。仕組みや制 …
-
-
就職活動にイベントも活用してみては!?
■障がい者の雇用に積極的な企業に出会える 就職活動を行うのであれば、障がい者向 …
-
-
未来に希望を持てる生き方を実現するために
■現実の問題に悩んでいるなら 障がいを持っていることが原因で未来に不安を感じる …
-
-
多くの障がい者が不安に思うこと
障がい者の人は、健常者とは異なる特別な不安を抱くことがあります。その不安は、障が …
-
-
3つ数える 「怒り」を抑えて、心のゆとりを取り戻す
■同じことを良く受け取れる時と、悪く受け取ってしまう時がありませんか? 人や物 …
-
-
息子が泣きながら帰ってきた
私の息子は内臓に障害があり、自分で治療をしながら生活を行っています。自分で注射を …
-
-
障がいがあってもヒーローになれる考え方
障がいがあると、どうしても物事を前向きに捉えられなかったり、自分は社会で活躍で …
-
-
障がいの種類によって差別される世の中を改善するために
ひとことで障がいといっても、それには様々な種類があります。 身体障がい、精神 …
- PREV
- 小さな声でも相手に届けることが出来ます
- NEXT
- 自分で食べられるとご飯はもっとおいしい!