点字楽譜で楽器の演奏を楽しむことができる
視覚障害があるからといって、楽器の演奏をあきらめる必要はありません。点字楽譜を用いると、視覚に障害のある人でもピアノなどの楽器を楽しむことができますよ。点字楽譜は、その名の通り「点字で記述されている楽譜」です。
点字に訳された楽譜記号がメロディーに沿って並んでいて、それを指でなぞり、音を覚えて演奏していきます。楽譜記号は、50音同様にサイコロの6の目のような配列の6つの点が使われ、一つ一つの音はそれぞれの点の配置によって表現されます。サイコロの6つの目のうち、上の4つは音の高さや休符を表し、下の2つは音の長さを表しています。
点字楽譜を使いこなすには、記譜法の基本に慣れ親しむ必要があります。決まったルールがあるのは通常の楽譜も同じですが、指先だけを使って音を判別するためルールが多くなっています。たとえば、反復記号やペダル記号は音符の前におかれていて、和音記号やブレスは音符の後におかれています。
また、臨時記号であるフラットやシャープ、ナチュラルは音符の前となっています。点字では1オクターブしか示すことができないのですが、音列記号を前におくことでどのオクターブかがわかるようになっています。
スラーやタイ、音の強弱など演奏に欠かせない記号にもしっかり対応しているため、基本やルールさえマスターすれば通常の楽譜と変わりなく演奏することができます。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
障がい者の自立や介護を支援するロボットスーツ、大和ハウス工業
大和ハウス工業は、サイバーダインが開発・製造する「ロボットスーツHAL」の3商品 …
-
-
こういうのいいなぁ〜。
アナログっぽいアイテムだけど、 こういうのがいいのかも。
-
-
日本初!重度障がいの子供向けコミュニケーション・プロジェクト始動
NPO法人レット症候群支援機構(本社:大阪府枚方市、代表理事:谷岡 哲次)は、2 …
-
-
生活がしやすくなるグッズを取り入れよう ~イライラが溜まりやすいこの季節に~
目が見えづらい人にとって、日常生活で使う道具などちょっと使いにくいなと感じるこ …
-
-
障がい学生への情報発信を強化
東和エンジニアリングは、筑波大学へ障がい学生に向けた情報発信を強化するため、電子 …
-
-
障がい者の仕事をサポートしてくれるグッズ
障がい者の方の中には、障がいが仕事に支障を来して、スムーズに仕事がしにくい場合が …
-
-
視覚障がい者向け画像認識カメラ「TapTapSee」
「TapTapSee」は、新しいバージョンを公開しました。視覚障がい者が物を識別 …
-
-
障害者がパソコン作業をする時の便利グッズとは
障害のある人でも、不自由なくパソコンで作業などが出来るように、今では様々なグッズ …
-
-
点字ファイル朗読アプリ「BESリーダ」
BESリーダは、最新バージョンを公開しました。点字ファイル(BESファイル)を人 …
-
-
デバイスを口にくわえると目が見える! 視覚障がい者のためのデバイス「BrainPort V100」が販売開始
舌にデバイスをあてるとカメラの映像が刺激になって白黒の映像がわかるというBrai …
- PREV
- リオデジャネイロパラリンピックの銅メダリスト、重本沙絵選手
- NEXT
- 障がい者向けの朝活