<にしぴりかの映画祭>作品に字幕

宮城県大和町吉岡の「にしぴりかの美術館」で30日と10月1日、差別や介護、虐待などに焦点を当てたドキュメンタリー作品6本を公開する「吉岡宿にしぴりかの映画祭」(実行委員会主催)が開かれる。今年は聴覚障害者にも配慮し、実行委が字幕を製作。「困難を感じている人の苦労を多くの人に知ってもらう機会にしたい」と話す。
1日目の30日は高齢者をテーマに介護現場を描いた「ただいま それぞれの居場所」(96分)、認知症の母を見守る娘の姿をとらえた「徘徊 ママリン87歳の夏」(77分)などの3本を上映。
2日目の10月1日は児童や若者を扱った作品が中心で、定時制高校の日常を追った「月あかりの下で ある定時制高校の記憶」(115分)、自分を縛り付けてきた家族と対峙する学生を描いた「アヒルの子」(92分)など3本を公開する。
実行委は昨年、生まれつき耳が聞こえない今村彩子監督(38)の作品を上映した際、聴覚障害者が多数来場したことから、作品に字幕を付けることを決めた。実行委の映像作家宍戸大裕(だいすけ)さん(35)らが製作者と協議の上、聴覚障害者を招いた試写会を開催し、文字数や用語の使い方などの助言をもらった。宍戸さんは「昨年の映画祭で、字幕があれば、より多くの人に映画を楽しんでもらえることを痛感した。聴覚障害がない人にも作品の理解に役立つ」と話す。
映画祭は両日とも午前10時30分開場。1回券1200円、3回券3000円、小中学生や障害者、介助者1名の割引特別券もある。
連絡先:にしぴりかの美術館 TEL:022(347)0028 / メールアドレスはこちら。
引用元:河北新報
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
11月1日は点字の日。視覚障害者にむけたイベント
みなさん、11月1日が点字の日ということをご存知ですか。11月1日、2日、3日の …
-
-
毎年4月2日は世界自閉症啓発デー。日本国内で行われたイベントを紹介
自閉症とは先天的な脳の機能障害であり、興味や活動の偏りやコミュニケーションの質的 …
-
-
発達障害当事者だけでなくその親も参加できるイベント
2020年2月8日の土曜日に「発達障害の子供を持つ親の情報共有&勉強会 …
-
-
精神障害者雇用に関する公開座談会が開催されます
毎年12月3日から12月9日までの1週間は障害者週間です。障害者週間にちなんだ無 …
-
-
2019年の障害者スポーツイベント
岐阜では障害者スポーツ協会による、「岐阜県障害者スポーツ大会」が毎年行われ201 …
-
-
障がい者のイベントを紹介するサイト
障がい者が参加できるイベントを知りたいと考えていても、どうやって詳細を知ったらい …
-
-
パラリンピックの概要と大会にまつわるエピソード
パラリンピックは国際パラリンピック委員会の主催で、主に身体障害者を対象とする世界 …
-
-
気軽に参加できる障害者向けスポーツ大会
栃木県では各自治体や団体などが障害者向けのイベントを数多く開催していますが、その …
-
-
東京で8月開催!障害者参加型イベント「アーチェリー体験会」
アーチェリーを始めてみたい方や興味がある方に耳寄りなイベントです。体験会なので、 …
-
-
ユニクロ 2015年スペシャルオリンピックス夏季世界大会・ロサンゼルスに協賛
株式会社ユニクロは今年7月25日から8月2日に米国ロサンゼルスで開催される、知的 …