どれくらいの気遣いや対応が程よいものか、いつも悩みます
2020/11/14

■十人十色、人それぞれ、なので対応が難しい
近所のお付き合いや、自分が主催者側としてお手伝いしている集まりで、障がいを持った方と接する機会は少なくありません。
そんな時、どんな対応を、どれくらいした方がよいのか?、それが解らず、いつも悩みます。
■余計な気遣いと思っていても
例えば、車いすを使っていらっしゃる方でも、それぞれの方で必要となる対応は異なります。
スロープの移動をお手伝いしようと思ったら、パラスポーツをやっていらっしゃる方で、こちらが驚くような機敏な動きをされたりすることもありました。
視覚障がいを持っていらっしゃる方にも、「こういう場は慣れていますから大丈夫ですよ」とお手伝いを優しく断られたこともあります。
そういう場面に出会うと、余計なことをしてしまったかな、とか、相手の方は気分を悪くされてしまったかな、とか、後からも思い悩んでしまったりします。
■障がい者の方の方が経験値が豊富であることを知る
先日、同じマンションに住む、車いすの生活を長くされている方とお話する機会がありました。
お話の中で、「あ、そうか」と気付くような一言がありました。
その一言は、
「私にとって車いすでの生活は、もう20年以上になります。だから、もう経験値は十分なんです。生活における出来事は、良いことも苦労することも、ほとんど経験済みなんですよ。」
と、いうものでした。
私が障がい者の方と接する機会は、1週間のうちでも、そんなにあるものではありません。
当たり前ですが、障がい者の方は、毎日、生活されているのです。
つまり、声を掛けられる障がい者の方のほうが、私が解らないと悩んでいる場面を、たくさん経験されているのです。
こう考えると、私のような初心者が思い悩むよりも、経験値を持っている障がい者の方に、手助けが必要かどうかを判断していただくことが、むしろ、当たり前であり、余計な心配に対しても、もう慣れっこになっているのだと思えるようになりました。
もちろん、人によって考え方は違うので、今でも心配しながらお声がけをしていますが、このお話を聞いてからは、少し気持ちが楽になっています。
相手の方を知ることは、とても大切だ、と思った出来事でした。
■皆さんはどうお考えでしょうか?ぜひ、アドバイスをお願いします。
この場をお借りして、皆さんはどう思われているか?、ぜひ、お聞かせください。
今後の参考にしたいと思いますので、コメントをお願いいたします。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
車椅子生活で感じる日常の不便さ
■電車を利用する時の車椅子ならではの苦労 私は20代の時に交通事故で下半身が麻 …
-
-
コミュニケーションが苦手…そんな時は簡単なことから
■相手の話を聞く姿勢を変えるだけで大きく改善 小さい頃から人と会話をすることが …
-
-
趣味を持つことで世界が広がる
障がいがあると、大変なことも多くなり、楽しみなどは考えにくくなってしまいます。し …
-
-
障がいの種類によって差別される世の中を改善するために
ひとことで障がいといっても、それには様々な種類があります。 身体障がい、精神 …
-
-
不安やストレスに直面した時の対処方法
障がい者は、日常生活において様々な不安やストレスに直面することがあります。健常者 …
-
-
未来に希望を持てる生き方を実現するために
■現実の問題に悩んでいるなら 障がいを持っていることが原因で未来に不安を感じる …
-
-
障がい者が職場に定着するために重要なポイント
国の法律では、企業が障がい者を一定の割合で雇用する義務や、差別の禁止、合理的配慮 …
-
-
知っておくと得するグループホームの豆知識
グループホームは、「メリットがよく分からない」といった漠然とした理由で、これまで …
-
-
障がい者の方達はどんな仕事をしている?人気の職種を紹介!
自分が就職できるのか、不安に感じている障がい者の方もいるのではないでしょうか。障 …
-
-
発達障害の方々は見えないハンディキャップを抱えています
発達障害を抱える方々は、日々色々なストレスを感じながら生活しています。いわゆる目 …