災害時の避難は臨機応変に対応しよう
2020/09/16

台風などによる水害で被害が予想されるとき、近隣の避難所に避難するのが基本です。
しかし近年では、避難所に向かうことが最適とはいえない状況もあります。
命を守るための対応策を紹介します。
■夜間の避難は危険です
台風の接近を知らせるニュースがあったら、自宅周辺に被害が出そうか予測する必要があります。
万が一の被害を想定して、避難所の場所や手荷物について、あらかじめ用意しておくことが大切です。
車いすを使用しているなど、避難に時間がかかるとわかっているときは、早めの避難開始を心がけましょう。
雨量の急激な増加などで日が暮れてから避難を考えたときは、あえて自宅にとどまる選択肢もあります。
夜間は見通しが悪く、道路がすでに冠水している場合はリスクが大きいからです。
■避難先は複数検討しておくと安心
暴風雨などで避難を余儀なくされるとき、避難先としてまず検討したいのは地元自治体が開設する避難所です。
学校の体育館や公民館などが代表的な例です。
障がいによって医療的なケアな必要な場合や、慣れない場所で過ごすことが困難な場合は、別の避難先を検討しておきましょう。
少し離れた場所に住んでいる親族の家に身を寄せるのが選択肢のひとつです。
お金がかかりますが、ホテルに宿泊するのもよいでしょう。
■災害が起きる前の準備が大切
地震などの突発的な災害とは異なり、台風などは危険を予測しやすい災害です。
危険が迫ってからあせることのないように、対応の選択肢を事前に検討しておくことが大切です。
万全の準備があれば、障がいがあっても安全に避難することができます。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
SNSの利用における困りごと
■情報収集に便利なSNS 障がい者のための便利グッズや福祉サービスの情報は病院 …
-
-
ヘルプマーク普及啓発の推進が加速
東京都は、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方 …
-
-
障がいがあっても夢を持ち、叶えるためにやるべきこと
■障がい者が夢を叶えるには 障がい者が夢を叶えるためには周囲に障がいを理解して …
-
-
働く上で体調管理を意識しよう!
常にコンディションをベストな状態にして仕事に取り組むことは社会人としての基本にな …
-
-
自治体の自立支援サービス
障がい者が住み慣れた街で安心して暮らすための障害保険福祉施策には、自立支援給付 …
-
-
「楽天カード手話通訳サービス」を開始
楽天カード株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:穂坂 雅之、以下「楽天 …
-
-
情報化社会の今だからこそ、信頼できる情報源を大切に
高度情報化社会とも呼ばれる現代社会、特にインターネット上には沢山の情報が溢れてい …
-
-
知的障がい者用の翻訳機は開発できるか?
■言葉を話せない知的障がい者とのコミュニケーション 私の息子は自閉症で、聴覚障 …
-
-
車椅子ユーザーが人の手を借りなくても電車に乗れる時代が来た!
電車を乗り降りする際に駅員さんからの補助を受けなければならないために、一人で外 …
-
-
自立支援法の導入による障がい者の生活の変化と今後の展望
障がい者自立支援法の施行により、従来は障害別に定められていた福祉サービス等の一 …
- PREV
- パラスポーツの魅力 ~できることを活かす!~
- NEXT
- 障がい者に役立つおすすめのおでかけグッズ