パラスポーツの魅力 ~できることを活かす!~
2020/09/15
走れない・泳げないなど障害があることを理由に、スポーツと距離を置いてはいませんか?
たとえ障害があったとしても「自分のできること」を活かし、強みに変えられるのがパラスポーツ(障がい者スポーツ)です。
そんな障害があってもできる、パラスポーツならではの種目を2つ紹介します。
■静寂の熱い戦い「ゴールボール」
ゴールボールとは、視覚に障害を持った人たちのために考案されたパラスポーツです。
目隠しをした状態で鈴の入ったボールをゴールに入れ、ポイントを競うスポーツです。
目が見えないのにどうやってボールの位置を確かめているのでしょう?
それは「聴覚」です。
相手の足音やボールの音を聞いて判断しています。
そのためボールを持っていない人がフェイントでステップを踏んだり、時間差でシュートしたりなど駆け引きが可能であり、この競技の面白いところです。
・ゴールボールとは?(外部リンク)
www.jgba.jp/goalball.html
※一般社団法人 日本ゴールボール協会 オフィシャルサイト
■頭脳と正確性が命「ボッチャ」
ボッチャとは、脳性麻痺などの人たちのために考案されたパラスポーツです。
ジャックボールという白い球に向かってボールを投げ、より近くに置けた人が勝ちのスポーツです。
投げ方には規定がなく、症状によって下投げ・上投げ・器具を使うなど様々あります。
選手が持っているボールの縫い目や床で転がり方が変わるため、特徴を加味しながら投げ方を変えています。
ルールはカーリングに似ていますが、ジャックボールが動くこともあるので、形勢逆転が目まぐるしいのもこの競技の魅力です。
・かんたん!ボッチャガイド(外部リンク)
www.jsad.or.jp/about/referenceroom_data/competition-guide_10.pdf
※公益社団法人 東京都障害者スポーツ協会ホームページより
■できることを活かすパラスポーツ
パラスポーツに少し興味が湧きましたか?
調べてみると自分に合ったスポーツが見つかるかもしれませんよ。
できないことを嘆くのではなく、できることを活かせるスポーツに挑戦してみると世界が広がるかもしれません。
■その他、障がい者スポーツについて知りたい方は、こちらへアクセス!
・公益社団法人 東京都障害者スポーツ協会ホームページ
tsad-portal.com/tsad
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
パラリンピックの歴史を語る上で欠かせない名場面
パラリンピックの開催期間中には、観客の心を振るわせるハプニングが発生しています。 …
-
-
東京パラリンピック主な日本選手紹介
8月24日から9月5日までの約2週間、いよいよ東京パラリンピックが開催されます。 …
-
-
視覚障害者がランニングを始めたいと思ったら
視覚に障害がある人は、なかなか一人で運動することが難しい面があります。 道の …
-
-
<日本代表がワールドカップ4位に>プロを目指す「知的障がい者サッカー」の未来と課題
ワールドカップの熱狂と落胆が一段落した昨年2014年8月のブラジルで、「もうひと …
-
-
パラリンピックはもはや障害者のリハビリというだけではない
第二次世界対戦によって負傷した兵士たちのためにリハビリの一環として1948年にロ …
-
-
パラスポーツをするなら何が良い?
パラスポーツのイベントは各自治体で開催されています。パラリンピック競技のおかげで …
-
-
リオデジャネイロパラリンピックの銅メダリスト、重本沙絵選手
重本沙絵(旧姓辻)選手は北海道七飯町出身の陸上選手で、2016年にリオデジャネイ …
-
-
パラリンピックで注目すべきはこの2人!海外の選手紹介
パラリンピック・アスリート通称パラリンピアンと呼ばれる選手の中には、ハンディを物 …
-
-
障がい者スポーツを広めるための課題
障がい者にとってスポーツは、ハードルが高いと考えられがちです。しかし、障がい者で …
-
-
競技用の車椅子に込められているこだわりとは?
■パラスポーツ選手のための特別な競技用の車椅子 パラスポーツに欠かせない用具の …
- PREV
- 障がい者が相談できる機関とはどこか
- NEXT
- 災害時の避難は臨機応変に対応しよう