3つ数える 「怒り」を抑えて、心のゆとりを取り戻す
2020/09/07
■同じことを良く受け取れる時と、悪く受け取ってしまう時がありませんか?
人や物事には、良い面と悪い面が同居している、そんな話を聞いたことはありませんか?
自己分析をする人は良くご存じかもしれませんが、人間はその時の状態や余裕があるかどうかで、同じことに対しての受け取り方が変わる生き物なのです。
■自分が前向きで、余裕があるときは、ほとんどのことを優しく受け取れる
例えば、自分が家族や友人、恋人に恵まれ、とても幸せだと感じているときは、そんな自分に対する多少の嫌がらせに対して、「人間関係がうまくいっていない、かわいそうな人、のやることだ」と、簡単に片づけることができるのです。
富や財力でも同様で、たくさんの物やお金を持っている人からすると、少しくらい騙されて損をしたとしても、そんなものかと軽く片付けてしまうでしょう。
人間は、これくらいのことであれば自分は平気である、という安全を感じられるような出来事に対しては、悩んだりイライラしたりすることを感じないのです。
■イライラするときは3つ、足りなければ7つ数えて ~気持ちのゆとりだけは自分で作ることができる~
もちろん、すべてが順調で、富も名誉も持っているような人は、とても限られます。
ほとんどの人が、どこかにコンプレックスや苦手意識を感じていて、それに関する出来事に関しては、悩み、イライラしてしまうのは仕方がないことです。
富や名誉をすぐに得たり、長年のコンプレックスや苦手意識をすぐに解消しろ、と言われても、そんなことができないのは当然です。
そんな時に、少しだけでも自分の気持ちを広くする方法をここでお知らせします。
それは、「3つ数える」、短ければ、「7つ数える」という方法です。
■数秒間、会話に間を空けて、自分のペースを取り戻す
カッとなるような話や、イライラしそうだなという話が出た際に、自分が話すのを一旦ストップして、「1,2,3」と心の中でゆっくり数えて、その後に、わざとゆっくり低い声で話し出すようにする。
そうするだけで、少しだけですが自分で心のゆとりを作ることができます。
その結果、いつもならば怒りの言葉を発するところが、いつもよりも穏やかな会話を続けることができていると感じられると思います。
3つで足りなければ、7つゆっくり間を空けても良いです。
7つも間が空けば、相手は「どうしたんだろう?」と不思議な顔をすると思いますが、そんな表情を見られたとしたら、すでに自分が優位に立てている証拠です。
自信をもって、そして意識的に、いつもよりゆっくりと低い声で話を始めてみてください。
「怒り」は人間にとって悪いばかりの感情とは思いませんが、それを収めるまでにパワーが使われ、とても疲れる行為の一つです。
余計なストレスをためず、怒りやイライラとうまく付き合いながら、穏やかに自分らしく生活していくためのヒントとして、イラッとしたらぜひ3つ数えてみてください。
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