軽度発達障害者の生活の工夫 ~ストレスを少なくするために~
2020/05/01

■軽度の発達障害者の苦悩
私は軽度のASD・ADHDです。発達障害は軽度であれば他の人と変わらずに生活しているように見えます。しかし、家事がどうしても苦手だったり、注意力がなくて仕事で失敗ばかりしてしまうという事があります。
周りから、人を避けているように見えたり、怠けているように見えてしまうのが軽度発達障害者の苦悩です。ASDの局面では、組織的な場所に馴染めず働く場所を転々としたり、他人と距離を保ちたくて社会から孤立してしまったり、他のみんなと同じようにやりたいのにどうしてできないのか、という気持ちになっていきます。ADHDの局面では、洗濯物が畳めなかったり、食器が洗えずに放置していたり、周りから見たら怠け者でしかない自分が嫌になっていきます。
■「やり方を選ぶこと」ストレスを少なくするための生活の中での工夫
働く場所に関しては、私の中ではこれといった解決策が見出せずにいます。なので外で働くのはやめて、在宅での仕事を探しています。
洗濯はしても畳むことができないので、畳むのをやめました。干した衣類はそのままクローゼットにかけるだけにし、靴下や下着など細かいものは畳まずに箱に入れるだけにしました。
食器はワンセットしか持たず、使う直前に洗わざるを得ない状況を作りました。少しハードルを下げたり工夫をすることで、QOL(Quality of life – クオリティ オブ ライフ)が少し改善したり、ストレスが少なくなると思っています。
■精神障害者保健福祉手帳について
精神障害者保健福祉手帳は、いわゆる障害者手帳です。いくつかの条件が揃えば申請ができます。手帳があると就労の際に理解を得られたり、金銭面での支援があったり助けになることが多くあります。
助けが要らない場合には手帳を見せなければ良いだけなので、申請するだけしてみるというのは悪くない選択だと思います。
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