発話障害の私が気持ちを表現するのに便利だったアプリ
「失語症」というのは、一度覚えたはずの言葉や受け答えが中枢神経系の損傷によって理解が出来なくなったり、表現が出来なくなったりする病気です。
私はその中でも発話障害を患っており、耳からは聞こえてもそれに対する反応を取る事が出来ない聴唖という状態になっています。家や施設ならばこのように文章を起こし対話することも出来ますが、外出する時や文字が読めない親戚の子供相手をするときは私の感情を表現するのが非常に困難でした。
もし、他にもそのような局面に陥ってしまう方がいましたら、私は「えこみゅ」というアプリをオススメします。このアプリは200種類ものカードが用意されており、「いつ」「どこで」「誰」「物」「何をしたい」などを組み合わせて表現する事が出来るんです。
「あした」「どうぶつえん」「いきたい」、「おはなし」「おもしろい」など状況によって文字を組み合わせることで、自分の感情を言語として伝える事が可能になっています。そのうえ、全ての文字が大文字のひらがなと絵で表現されているので子供にも分かりやすく、アプリの方が組み合わせた文章を綺麗に読み上げてくれるため、目が見えない方にも伝わるようになっています。
このアプリのおかげで、目などに障害を持っている同じ施設の友人などともコミュニケーションがとれるようになりました。言語障害で困っていたら「えこみゅ」を利用してみるといいでしょう。
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