障害者雇用における注意点

障害者の法定雇用率は時代とともに移り変わっています。2018年4月には民間企業で2.2%、2021年4月までには2.3%と上昇傾向であり、職場で活躍する障害者の数は今後さらに増えていくでしょう。
では実際に障害者雇用における注意点とはどういったものがあるのでしょうか。
まず一つ目は障害等の把握です。
一言で障害者と言ってもその状況は様々ですから、どういった障害や影響があるのか、しっかり把握することは大切なポイントでしょう。
また特定の同僚や上司だけでなくなるべく広い範囲の社員が把握することで、社員全員にとって働きやすい職場環境となるでしょう。
二つ目は職場の設備・環境や制度です。職場の机や椅子等の配置や、移動の支障となるものを通路に置かない等、設備や環境の配慮をすることでより安心して就業できるようになります。
また定期的な通院の際のバックアップ、通勤ラッシュを避けた時差出勤等、働く制度を整えることも重要といえるでしょう。
この二点は障害者雇用における大きな注意点です。このほかにも個々の状況によって、仕事内容や研修方法、評価方法等、障害者に沿ったものとする必要があります。これらの注意点をベースにしっかりヒアリングをして、障害者が生き生きと働ける職場をつくっていきましょう。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
障がい者手帳の更新でセカンドオピニオンを利用する選択肢もある
障がい者にとって障がい者手帳に記載される等級は福祉サービスの内容を左右するため …
-
-
仕事をする会社を見極めるには?障がい者にとって重要なポイント
障がい者が仕事をする会社を選ぶときには、自分にとって働きやすい環境があることが重 …
-
-
障害者が前向きに生きるためにはどうすべきか
障害者だからといって悲観することはありません。障害者も健常者と同様、人間らしい生 …
-
-
障がい者が気持ちをコントロールする方法
障がい者の人は、障がいが原因で周囲の人と比較してしまったりするなどで、負の感情が …
-
-
ヘルパーとヘルパー事業所にとって
私たち、精神障害者は対応が難しく疲れる存在なのかと不安になった。 介護職の方々の …
-
-
強迫性障がいは損ばかりしているのか?
■不安で押しつぶされそう 強迫性障がいは、強迫観念という不合理な考えやイメージ …
-
-
トラブル回避の為の周囲への告知
息子が参加した韓国の仁川にアジアパラ大会は2週間、日本を離れチームメイトと 過ご …
-
-
ストレスの種を見つけてアンガーマネジメントをしよう
■何が不満?イライラ・怒りポイントを見つけよう 精神的な疾患や発達障害を抱えて …
-
-
発達障害の専門家として活躍!吉濱ツトムさんの紹介
最近、発達障害という言葉を、聞きませんか?発達障害の人たちは、基本的に生きづらさ …
-
-
障がい者も企業に就職して活躍したいという夢を叶える制度
障がい者の中には特別支援学校などを卒業した後、企業に就職し社会人として活躍した …
- PREV
- タクシー利用の際に知っておくと良いこと
- NEXT
- 2019年千葉の障害者向けスポーツ大会等