障害者雇用の問題点とは
2022/05/04
障がいのある方にどんどん社会で活躍してもらおうと政府は「障害者雇用率制度」や「障害者雇用納付金制度」といった政策に取り組んでいます。その結果年々障害者の採用率は増加しているとはいえ、まだまだ雇用に積極的ではない企業は少なくありません。では障害者雇用の問題点とは、一体どういったものがあるのでしょうか。
障害者に対する知識がない
障害者には知的障害や言語障害、身体障害などさまざまな種類があります。しかし日本の企業ではまだまだ障害者というものがどういったものか、どう接したら良いのかわからないという「知識のなさ」が、障害者雇用の妨げになっているといえます。従業員に対する障害者雇用の研修を積極的に行うことが、今後の課題といえるでしょう。
職場環境が整備されていない
障害者の方を受け入れるためには車いすトイレの設置などのバリアフリーや、点字ディスプレイなどオフィスの環境整備が不可欠です。しかし残念なことにこれらの設備が整っていない企業が多いため、なかなか障害者雇用に踏み切れないのが日本企業の現状です。
障害者雇用は労働力の確保に最適
日本では少子高齢化が進み、今後さらなる人材不足が懸念されています。しかし障害者雇用は労働力の確保にもなり、企業にとってもメリットが多いです。また障害者自身が持っている能力を生かし活躍することで、社会の発展にもつながります。従業員の理解を深め、バリアフリーなどの環境整備を積極的に行うことで障害者が十分戦力になることはまちがいないでしょう。
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