男子マラソンに出場する日本選手の努力
2021/06/20
パラリンピックに出場する選手は、自分に残された機能を最大限に生かそうと、努力を重ねて自らの限界に挑みます。中でも陸上競技は、走るや跳ぶ、投げるなどの花形競技です。障害の特性に応じた種目やルール、使用できる用具などが決められています。さまざまな選手がパラリンピックに出場しますが、今回は男子マラソンに出場する選手の紹介をしていきます。
マラソンは苦しんでなんぼ
37歳のこの選手は、中学から中距離の選手として活躍してきました。しかしある事故に遭い、右腕の神経を損傷してしまいます。合計10回の手術を受けましたが、握力はゼロの状態で、腕も水平方向にしか上げることができなくなりました。このためスピードを出すための腕振りもできなくなりましたが、腕一本くらい走ることには関係なく、脚があれば走ることはできると今度はマラソンに取り組み始めます。マラソンは苦しんでなんぼと、毎日途方もない距離のトレーニングを行い、フルマラソンより長い距離を走る100キロのウルトラマラソンに何度も挑戦し、国内有数のランナーにまでなりました。
選手の努力が実を結ぶ大会へ
パラリンピックは近年テレビ放映が拡大され、注目度が増しています。かつては福祉の分野で考えられがちでしたが、オリンピックと同様、激しく魅力ある大会であると社会の意識も変わってきました。パラリンピックの目標である共生社会の実現はもちろんのこと、多くの選手が今までの努力が実を結び、自分のパフォーマンスが最大限に発揮できるような大会になることが望まれます。
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