バリアフリー設備の充実化は社会全体の課題
2020/07/09
■些細な物が障がい者の移動を妨げることがある
障がい者にとって生活空間の中にあるわずかな段差や遮へい物は非常に不便と言えます。特に杖や車いすを使う人はわずかな段差でも乗り越えることは決して容易ではありません。
これは屋外に限ったことではなく、自宅でもありがちな問題と言えるでしょう。
部屋と廊下の境目のドアや引き戸にある、ほんのわずかな段差でさえ障がい者にとっては難所になってしまいます。
毎日の暮らしの中で不便に感じることが多いとストレスが溜まってしまうことから、介護グッズを活用して問題を解決するなどの工夫が求められます。
■段差を解消するグッズを使いこなすのが生活空間を快適にするコツ
一般的な作りの住宅でそのまま使用できる介護グッズとして段差を解消するスロープがあります。
段差がある部分に設置するだけで傾斜が形成されるので、車いすでの移動がスムーズになります。目立った段差が無くなるのでつまずく心配もほとんどありません。
スロープの多くは木材やプラスチック樹脂で作られていますが、介護を目的とするなら柔らかく弾力性に富んだゴムやウレタンで作られている物が最適と言えるでしょう。
足をぶつけても痛くないので安全に使用できる他、摩擦力が強いので車いすの車輪が空回りする恐れもありません。切り分けるのも簡単なので、ドアの幅に合わせて長さを調節することが可能です。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
障害者と健常者の友情
人生にとって友人との交流は、時として家族や恋人との関係以上に大切なものです。 …
-
-
神奈川県でもヘルプマークの導入が決定
東京都は、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方 …
-
-
健康維持のためにできることを実践しよう
健康長寿という言葉を耳にすることが多い時代、障がいがあっても健康で長生きしたい …
-
-
浜松市で障がい者のためのウエディング事業がスタート! 静岡県初のバリアフリーウエディング体験フェア8/19・20に開催
浜松市でウエディングプロデュースを手掛ける、株式会社sempre sorride …
-
-
車椅子利用者が手助けして欲しい時に気を付けることとは
日常的に車椅子を使っていても、ふとした時に周囲の手助けが必要になることはよくあ …
-
-
あまり知られていない障がい者を支える仕事
障がい者を支える仕事は、多種多様に存在しています。車いすを押して介助や介護をする …
-
-
暮らしに役立つ障がい者手帳
今回は「障がい者手帳」を活用し、暮らしを豊かにする方法を簡単にご紹介します。意外 …
-
-
障がい者は移動面でお得になることが多い
障がい者は、移動する際の費用が割引になることが多いです。移動は日常的なものだけで …
-
-
アマゾンで本を聴く
本を始めとしたネット販売の大手アマゾンが書籍を音声化したオーディオブックサービス …
-
-
障がい者に役立つ便利なアイテムを使いましょう
障がい者に役立つ便利アイテムは料理など毎日の生活に役立つものから、趣味の時間を …
- PREV
- 障がい者の人もIT機器は使える
- NEXT
- 障害があってもイベントを楽しもう!