ユニバーサルマナー検定に参加してみませんか?
2020/07/23
■ユニバーサルマナー検定とは?
・ユニバーサルマナー検定(外部リンク)
www.universal-manners.jp/
・一般社団法人 日本ユニバーサルマナー協会(外部リンク)
universal-manners.or.jp/umtest/
ユニバーサルマナー検定とは、高齢者や障がい者への適切なサポートやコミュニケーション方法を学ぶ検定です。
私がこの検定を受験しようと思ったきっかけは日常生活にありました。
街で車イスに乗った方や白杖を使用している方を見かけたとき、「何と声を掛けたらよいのだろうか」「そもそも声を掛けてよいものか」と悩んでしまい、結局何もできずに終わってしまうことが多々あったのです。
そんな時、障がい者の方々が何を必要としているのか学ぶことができれば変わるかもしれないと考え、受験を決めました。
検定といっても、ただペーパーテストがあるわけではありません。
2級・3級とありますが、3級は講義のみが、2級は講義と実技研修が設けられています。
そして実際に障害を持つ方から生の声を聞くことができるのです。
■検定に参加して得られた「気付き」
視覚障害の方への対応について学んでいたときのことです。
私たちがお手伝いできることといえば誘導することだけだと思っていたのですが、講師の方が「見える楽しさを音声にしましょう。目の前にある事実だけではなく感じたことも伝えてあげましょう」と言っていたのです。
私はその言葉にハッとしました。
例えば「今日は桜が満開で、お花見している家族が沢山います。」という説明に、「とってもきれいですよ。」と、こんな一言を付け加えるだけでも、とても大切なことなんだと気が付きました。
私はこの検定に参加して、多くのことを学べました。迷って躊躇するのではなく、「何かお手伝いできることはありますか?」という、こんな一言からスタートしていきたいと思います。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
障がいがあるからこそ役立つ情報を得ていこう
障がいがあると不便なこと、気を付けなければならないことが増えていき、生き方が狭ま …
-
-
コロナ緊急事態宣言解除後に考えること
新型コロナウィルスによる緊急事態宣言が解除され、県外への行き来もできるようになり …
-
-
高齢者や障がい者のために「したくなるとき」を教えてくれる排便予測デバイス
お腹の調子が悪いと、トイレに行きたくなるタイミングがわからず、つい外出を諦めてし …
-
-
点字ブロックの上に物を置かないようにしてもらうためには
点字ブロックは視覚障がい者にとってなくてはならない命綱です。 日本で生まれた …
-
-
日々の暮らしで役に立つ!障害者手帳の意外な使い道
障害者手帳は、身体的、療育的、精神的な障がいを持つ方が取得することができる手帳で …
-
-
車椅子利用者が手助けして欲しい時に気を付けることとは
日常的に車椅子を使っていても、ふとした時に周囲の手助けが必要になることはよくあ …
-
-
技術とアイデアで新しいバリアフリーを作る「Criacao Hackathon + Conference 2015」が開催されました
去る6月6日、障がい者支援のスマホアプリ・ウェブサービスの開発に取り組むハッカソ …
-
-
障害のある子が「親なきあと」に安心して生活するにはどのくらいのお金が必要なのか『障害のある子が「親なきあと」にお金で困らない本』発売
株式会社主婦の友社より、5月12日(木)に『障害のある子が「親なきあと」にお金で …
-
-
鑑賞をサポート 音声ガイドで舞台の感動を
障害者への差別的な扱いを禁じる「障害者差別解消法」が来年4月に施行されるのを前に …
-
-
派遣大手 障害者アスリートを企業に紹介
人材派遣大手のランスタッド(東京)が、パラリンピックへの出場を目指す障害者アスリ …
- PREV
- 軽度発達障害者の生活の工夫 ~ストレスを少なくするために~
- NEXT
- 光を失っても使えるタブレット