障がい者と周りの理解
2020/12/23
障がい者だから、と周りの人が手助けしてくれることはとても理想的な社会です。
ですが本来出来ることまであれこれお世話してもらうことで、健常者との壁を大きく感じてしまう事もあります。
障がいがあるとはいえ出来る事と出来ない事を区別するのも、理解していく社会につながるのです。
■決めつけが自尊心を傷つける
「きっと出来ないであろう」
そう決めつけてあれもしてあげよう、これもしてあげようという結果、出来ることまで取り上げられると、自尊心が傷付けられてしまうのです。
これは健常者でも同じ事ではないでしょうか。
親切は受け取るべきだ、という声もあるかもしれませんが「モノ申す!」と言いたいのです。
少し難しいのではないか、と思う事でも危険がない限りはその行動を見守る事も大切です。
誰だって挑戦すると決めたことを「それはあなたには無理だ」と取り上げられていい気がしません。
そうして何でも手を貸さずに、自立心や自尊心を認めてほしいのです。
■出来ない事をフォローする関係
もちろん自分で行おうとした先に失敗する事もあります。自分には無理だったと途中で手助けをお願いする事もあります。
そんな時にフォローする側にいてくれる。難しかったことにそっと手を貸してくれる。
そんな関係へとなることが理想の形なのではないでしょうか。
■理解し、尊重する社会へ
障がい者である前に一人の人間です。
出来る事、出来ない事は本人が一番理解しています。
出来ないであろうと勝手に判断するのではなく、見るからに不便そうな場合や助けがあった場合は手を貸す。
これは相手が障がい者であろうと健常者であろうと、何も変わりません。
無意識のうちに出来ないと決めつけてしまうのではなく、しっかりと相手を理解し意志を尊重する関係性を築けるような社会を目指していきたいですね。
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