うつ病患者に明るいニュース
2020/10/18

■うつ病が可視化できる?
これまで、うつ病は画像診断などで明確に診断することは不可能でした。
多くの場合は、心療内科医や精神科医との問診でうつ病の判断がされています。
そのため、本当のうつ病かどうかはグレーゾーンでした。
そこで、機能的MRIという手法が開発されたというニュースが注目されています。
これは、うつ病患者の脳の活動を可視化することで、ニューロフィードバックをしてうつ病かどうか判断するものです。
・ニューロフィードバックとは?(外部リンク)
clinical-neurofeedback.com/what.php
※一般社団法人 臨床ニューロフィードバック協会 ホームページより
しかも、治療法としてうつ病患者が低下している左前頭葉の脳活動を活性化するという試みも実施されています。
近年の研究で、うつ病患者は、左前頭葉の機能低下や機能亢進が見られることがわかっているのです。この症状は、認知機能の低下や反芻症状と深い関連性があることが判明しています。
■新しい画像診断でうつ病は改善するのか?
この機能的MRIによって、うつ病の自己評価尺度とハミルトンうつ病評価尺度に大きな改善が認められました。
難治性うつ病患者に対するニューロフィードバック訓練が抗うつ作用を有することが証明されたのです。
さらに、症例数を増やしたランダム化比較試験も行われており、これからうつ病治療の進展に革命が起きそうです。
■うつ病患者にとって明るいニュース
これまでは、うつ病診断は画像診断など明確な診断方法はなく、心療内科医や精神科医による問診での診断がされていました。
そのため、本当にうつ病なのかどうかはグレーゾーンであるのが一般的でした。
しかし、機能的MRIという手段が開発され、うつ病患者の脳の活動の可視化が可能になりました。
これにより、うつ病の治療方法にも新たな手法が採用されるようになっています。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
国際パラリンピック委員会×WOWOW共同プロジェクト 障がい者スポーツドキュメンタリーシリーズ制作決定
株式会社WOWOW(本社:東京都港区、代表取締役社長:田中晃、以下、WOWOW) …
-
-
仕事で悩みや不安を感じている障がい者は80%以上
健常者でさえ仕事の悩みはつきないものですが、障がい者でもそれは同じかそれ以上に大 …
-
-
わずか6000円!? 3Dプリンタで義手ができてしまった
病気のために幼くして腕を切断したアメリカ・カリフォルニアの少女に、最新の3Dプリ …
-
-
【東京】舛添知事インタビュー パラリンピック支援強化「一生懸命見てもらえるように」
『言うは易く行うは難し』 パフォーマンスではなく実現に向けて頑張ってほしいですね …
-
-
義足は不足を補うものでなく、何かをプラスするもの
義足はもはや障害ではなく、人間の可能性を広げるものである。 義足のモデル、Aim …
-
-
障がい者雇用支援のスタートラインが、新たな雇用支援モデル『プログラム24サービス』の提供を東京都新宿区で開始
障がい者雇用支援のスタートラインが、企業様が障がい者を安心して雇用することの実現 …
-
-
JFAによる障がい者サッカー協議会が開設
現在7つの団体がある障がい者サッカー。2020年の東京パラリンピック開催に向けて …
-
-
3Dプリントによる子どものための義手や義足を広めよう ボランティア団体e-NABLE
2015年7月25日~8月2日 スペシャルオリンピックスの発祥の地、アメリカにて …
-
-
iPS細胞から遺伝性難聴の原因となる内耳ギャップ結合形成細胞を作製
順天堂大学医学部耳鼻咽喉科学講座(主任教授・池田勝久)の神谷和作准教授、福永一朗 …
-
-
無年金の障がい者を救済する特別障害給付金
障がい者の人が受取れる障害年金がありますが、保険料の納付要件が必要なため年金に …
- PREV
- パラスポーツの楽しみ方
- NEXT
- うちの子もしかして場面緘黙症?家族がとりがちなNG行動