自分で食べられるとご飯はもっとおいしい!
2020/06/09
■シンプルだけど効果あり!見た目も優しい木製スプーン
手に麻痺があっても、自分で食事ができることは、障がい者にとっても、介助者や家族にとっても嬉しいものです。
食事の際に利用する、手に麻痺のある人のために作られたグッズというと、持ち手が太かったり、特殊な形状になっていたりするスプーンなどを、今までにとても多く見てきました。
しかし、そうしたスプーンが十分に機能する場面は、残念ながらあまり見たことがありませんでした。
たとえ持ちやすくなってはいても、そうしたスプーンでは、口元まで運んだ食べ物が、口の直前でこぼれてしまうということがよくありました。それは、手の麻痺ゆえに、口元で手首が反ってしまうため、スプーンがひっくり返ってしまうからです。
■こぼさずに口に運べる喜び
そんなときに見つけたのが、sajiという木製のスプーンです。これはスプーンの裏に可愛らしい木の玉が付いているだけの、シンプルなものですが、その効果は驚くべきものでした。
ただスプーンに玉が付いているだけで、うまく使えるだろうかと疑問でしたが、試しに手に取ってみると、その玉を掌で包み込むことで、口元まで運ぶ手や腕の一連の動作が、スムーズにイメージできました。
実際に手に麻痺のある人に使ってもらうと、その効果は確かなものでした。自分で食べ物をすくい、こぼさずに口に運べたときの喜びは、本人にとっても、それを見ている周りの人にとっても、非常に大きかったです。
少しの工夫や、視点で、これほど障がい者の可能性が広がるのだと驚いたと同時に、このスプーン作ってくれた人への感謝で胸がいっぱいになりました。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
楽に靴下が履ける!「靴下エイド」
春は気温も暖かくなり、お花見や旅行などに最適の季節です。また、春休みやゴールデン …
-
-
障害者の自立に繋がる支援制度
一昔前であれば障害を患っていると日常生活の様々な面で人の助けを借りなくてはいけま …
-
-
水陸両用車椅子
美しいビーチが数ある海外のとある国では、日本ではあまり見かけない珍しい車椅子を見 …
-
-
部屋の机の片付けに役立つアイテムとは
机の上に置いていたはずのボールペンがどこかに行ってしまった、大事な書類を紛失した …
-
-
ソーシャルディスタンスがもたらした視覚障がい者への影響とは?
人と人との距離を確保する“ソーシャルディスタンス”は今や社会の常識となっていま …
-
-
入力支援機器「i+padタッチャー」
アシステック・オンラインショップは、兵庫県立福祉のまちづくり研究所と共同開発した …
-
-
末期がん患者に寄り添い続けた車いすの犬シャネル
ゴールデンレトリバーのシャネルは名古屋市の中部アニマルセラピー協会から派遣されて …
-
-
視覚障がい者の方に便利「写真を翻訳」アプリ
「写真を翻訳」アプリは、あらゆる印刷されたソースからテキストを抽出します。ドキュ …
-
-
コミュニケーション支援アプリ「ドロップットーク」
「ドロップトーク」は、バージョン2.2.1を公開しました。話し言葉でのコミュニケ …
-
-
ADHDの方々は得意と不得意がクッキリ分かれています
注意欠如・多動症(ADHD)とは、不注意、多動性、衝動性といった症状が見られる障 …
- PREV
- 双極性障害の青年が日々感じる生きづらさ
- NEXT
- ヘルプマークの活用法