障がい者の足ともいえる車椅子の進化
足の不自由な障害者にとって車椅子はなくてはならない存在です。サイズや座り心地はもちろんですが、一番大事なのは、思い通りに動かせることです。
段差や悪路によって、あるいは雨降りの日など、100m先のコンビニに行くのもためらってしまう人もいます。
ですが、最近の車椅子はそういった障害者の方が抱えている悩み事などに真剣に向き合い、進化しています。
例えば、従来のタイヤでは難しい悪路や段差を軽々超えられる様な新しいタイヤの開発や、スマートフォンと連動させることで随伴者が遠隔で操作できるようなシステム作りもされています。さらに事故防止のためのリアタイダウンやワイヤーロックといった車輪部の固定システムなども充実してきました。
さらに、車椅子にスピーカーを内蔵して音楽を聴きながら移動できたり、スマートフォンを固定できるフォルダーなどを付ける事で、障害者がもっと楽しく車椅子を使えるように面白い工夫もされています。
そして、車椅子利用者の天敵であった雨降りの日でさえ楽しく過ごせるよう、傘やポンチョなどを車椅子と一体化させる技術開発もされています。もちろん軽量化の開発も日々行われていますので、介助者にとっても車椅子の進化は頼もしいものです。
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