世界の障がい者が働く環境と日本との違い
2021/11/07
日本では、障がい者雇用促進法を施行後、企業で働く障がい者が増えてきました。障がい者雇用は、SDGsの17の目標の一つでもあり、世界においても障がい者雇用は大きな広がりを見せています。世界の国々では障がい者雇用に対して、どのような考え方が用いられているのでしょうか。そして、日本とはどのように違うのでしょうか。
世界の障がい者雇用は3パターン
フランスやドイツは、企業に障がい者を一定数割り当てるというスタイルです。日本はこの雇用形態を参考にしています。またアメリカは、平等を掲げて、障がい者も同じように働く機会を与えるという考えです。これは障害の有無にかかわらず、同じ数だけチャンスが与えられるべきという考え方に基づいています。そして、スウェーデンは、差別禁止を基本に掲げ、公費を補助していく政策を用いています。
また、日本には過労死という言葉があり、この言葉が世界に認知されたことで日本人の長時間労働に関する問題が浮き彫りになりました。世界との違いはここにあります。しかし昨今、障がい者雇用促進法を機に労働時間や働き方を変化させ始めています。
日本の障がい者雇用の今後
日本は世界各国の労働時間を参考にしながら、働き方改革などで変化を始めています。世界では今、SDGsでも掲げられる障害者雇用の拡大の傾向が広がっています。2030年までに、障害者を含むすべての人の労働における平等を達成することが目標です。世界の様々な精神を踏まえて障がい者雇用を進めることにより、おのずと日本らしい障がい者雇用の道も見えてくるのではないでしょうか。
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