異常な気遣いは返って困る
■すべて手を差し伸べることを求めていない
障がい者に手を差し伸べる際に、心の片隅にでもいいので気にしていてほしいことがあります。
視覚障がい者は、自宅ではどこに何があるかほぼすべて把握していますので、手伝ってもらうことなく本人自ら行動することができます。
しかし、外に出るとそういう訳にはいきません。どうしても他の人の助けが必要になります。
例えば、駅の階段、公衆トイレ、会議の部屋や席までの誘導、そして目の前に障害物はないのか。電柱、出っ張り等々。
一人でできないことを手助けしてもらえることは本当にありがたいことですが、すべてを手伝ってもらうことを望んでいるわけではありません。
■自分でできることは自分でやりたい
視覚障がい者に限らず自分でできることは自分でやりたいと思っています。ところが手を差し伸べた方は何もかもしてあげようと思い、それにより障がい者はかえって困ってしまうことがあります。
障がい者は、自分でできることに対して「これは自分でできます」とお断りすることができないのです。
手を差し伸べている方が障がい者の行動を観察し、「これをしてほしいんだな」、「これは本人ができることだな」ということを見極めることが大切です。このちょっとした気遣いをして貰えるだけで、お互い幸せな気持ちになります。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
精神障害者になってしまっても、働ける場所はある
■精神障害者が将来について不安なこと 現代、精神病を患ってしまう子供もたくさん …
-
-
障がい者でも恋愛は出来る
障がい者の中でも恋愛に対する思いは様々です。全く興味を持っていない人もいれば、自 …
-
-
求める条件を叶えたいなら結婚相談所を使おう
障がいがある方が恋愛をしたいと考えた場合、求める条件が健常者とはかなり異なるケー …
-
-
心の健康を意識して、メンタルのバランスを安定させる
身体の健康を保つ事も、もちろん大事ですが、同時に心の平穏を維持する事も大事です。 …
-
-
コロナ禍の中でも働くことを生きがいにして頑張りたい
人間は健常者障がい者に限らず、どんな人でも生きていくのに一生懸命仕事をします。自 …
-
-
障がい者向けのネット情報も取捨選択が大切です
インターネット上には、障がい者のライフスタイルに役立つ情報が多数掲載されています …
-
-
知的障がい者に対する世間の認知度
■電車やバスなどの交通機関を利用する際に感じること 私の息子は自閉症で、常に奇 …
-
-
障がい者が恋愛を楽しむコツ
障がい者の中には、相手に迷惑を掛けるのではないかという不安から恋愛に対して積極的 …
-
-
ファッションに気を遣ってみると気分が変わる
障がいがあるとどうしても外出の機会も少なくなりがちで、ファッションに気が向かない …
-
-
障がい者の自立は本人のやる気と周りのサポートが重要
■障がい者への助けが却って自立を妨げる原因になることがある 障がい者の暮らしは …
- PREV
- 車椅子生活で頭を悩ませるバリアフリー対策
- NEXT
- パラスポーツを楽しもう
Comment
[…] 〇「異常な気遣いは返って困る」 […]