障がい者スポーツを広めるための課題
2022/06/04
障がい者にとってスポーツは、ハードルが高いと考えられがちです。しかし、障がい者でも体を動かしてたくさんの人と触れ合うことで、心身ともに健康に近づくことができます。何がその障壁となっているのかを探ることで、障がい者の運動参加率を向上させる道が見えてきそうです。健常者側の理解、関心も高めることができれば、さらにスポーツを楽しめる土壌は広がります。
障がい者が利用できる施設の少なさは問題
障がい者スポーツが広がりを見せない理由の1つとして、使える施設の少なさがあります。全国的に見ると100を超える施設がありますが、障がい者が優先的に使えるところは多くありません。
施設の利用を断られてしまったり、健常者との共存ができなかったりと課題は多いです。施設側としても、体育館に傷がついたり介助者がいないなどの理由で、やむを得ず断っているケースもあります。安全の確保も必要ですし、設備が整っていないため障がい者に利用しづらいなどの理由も挙げられます。
施設の整備が課題
障がい者がスポーツをしたいと考えても、のびのびと楽しむことができる施設がなければ、実現することができません。安全を確保しながら行うには専門的な知識も必要ですし、新たに設備を導入しなければならないケースも出てきます。
積極的に健常者も関与することで、障がい者と健常者の垣根を低くしたり取り払ったりすることができれば、皆が楽しめるスポーツの環境が初めて整います。
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