障がいを持つ方がやっておくべき防災対策
2021/11/01
地震や洪水など自然災害はいつ起こるか予想ができません。ですから、防災対策は、何事もない日常にこそやっておくべきことです。ただ、障がい者の場合は、災害時には健常者と同じような備えをするだけでは、いざというときに避難ができない可能性があります。それぞれの障がいに合わせて、最適な防災対策を考えなければいけません。そこで障がい者の防災対策として、どういうことをすればいいのか、簡単にご紹介しましょう。
障がいに合わせた防災対策を考える
障がい者の防災対策で大切なことは、地震などの災害に直面したとき、どのようなことが起きるのかを想定することです。例えば、地震で壁や天井が崩れ落ちてきたりすると、歩行の障がいで杖や車椅子を使用している方は、身動きが取れずに避難が困難になります。そういう状況で助けを求められるように、防災ホイッスルを持ち歩いておくと良いでしょう。視覚や聴覚の障がい者ならば、周囲が混乱しているために情報が遮断され、何が起きているのかわからずに立ち往生してしまうでしょう。ですから、ニュースが聞ける防災ラジオ、筆談ができるボード、周囲に自分の障がいを知ってもらえる文字が入ったベストなどを用意しておくと安心です。
障がい者のための防災対策とは何をすれば良いのか
災害時に障がい者がどのような状況に陥るのかを想定していれば、混乱した状況で救助をしてもらったり周囲の人とコミュニケーションをとったりするために、なにが必要なのかがわかります。そういった防災グッズは、高価な代物ではありませんから、日頃から少しずつ揃えていけば大丈夫です。そうして、準備を整えていけば障がい者の被害は抑えられるでしょう。
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