競技用の車椅子に込められているこだわりとは?
2020/07/08

■パラスポーツ選手のための特別な競技用の車椅子
パラスポーツに欠かせない用具の中で、代表的なものといえば車椅子が挙げられるのではないでしょうか。
そんな競技用の車椅子は、アスリートの体型や障がいの部位に合わせてタイヤやフレームが製造されることがほとんどです。
そして、その製造工程ではミリ単位での微調整が何度も繰り返されています。
今回は競技用車椅子の舞台裏をご紹介します。
■かなりの強度に耐えられるように製造されている
パラスポーツのマラソンで使用する車椅子には、最高速度60km/hで1時間以上のレースに耐えることができる強度が求められます。
そのため、前輪と後輪をつなぐメインフレームは、縦と横の双方向からの力に耐えられるようにひょうたん型になっています。
ちなみに、2012年にロンドンで開催されたパラリンピックではマラソンのコース内に石畳が多かったため、通常はアルミで製造するメインフレームをカーボン製に変更する選手が急増しました。
メインフレームをカーボン製にすることで、石畳を通過する際に生じる振動を上手く吸収できるようになるからです。
一流のスポーツ選手は道具へのこだわりも非常に強いと聞きます。
パラスポーツをご覧になる際には、ぜひその道具にも注目してみてください。
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