クラスメイト

私が学生だった頃、同じクラスに障がいを持った生徒がいまし
た。その子は週に1回特別支援学級に通っていました。毎週ある席がぽつんと空いているのです。授業中にぼーっと眺めることもありました。今何をしているんだろうと考えることもありました。
その間に、授業は進んでいきます。これなかった日の、内容のプリントやお知らせは、先生が生徒に頼み、自宅に届けることもありました。そこで今日あったことを伝えたり、違う学級での話を聞くこともありました。
その時に、私は障がい者と健常者の間に壁があると感じました。特別支援学級で学ぶことも多くありますが、その間に行われていることの共有はどうすればいいのだろうかと悩みました。この問題は私の学校だけではなく、他の学校でもある問題だと感じました。
同じ学校の敷地内に、特別支援学級を設けられれば、状況は少し変わるのではないでしょうか。学生だけではなく、教員同士や親同士が情報を共有することで、その壁を取り除けるのではないでしょうか。
学校に関わる全員の障がい者への理解が進み、共存することができるようになるために、取り組めることはあると思います。今後少しずつでも環境が変わっていくことを祈るばかりです。
ナレバリコミュニティ
有料バナー
関連記事
-
-
障がい者が就ける仕事
障がい者が雇用されている職業には、実のところ色々な種類があります。例えば、一般の …
-
-
健康を維持するために大切なこと
身体の健康は、心の状態から影響を受けます。心が元気だと、気力が湧いて活動的になり …
-
-
「働く」という夢を叶えるには
対人関係が苦手だったり、物事に対して強いこだわりを持つ特徴があるのが発達障害で …
-
-
点字ブロックの歴史と将来的な改善点
視覚障がいを持つ方々が安心して街中を歩けるように開発された、点字ブロックの歴史に …
-
-
アクティビティでストレスを発散して心の健康を保とう
心の健康を保つためには、しっかりとストレスを発散させることが重要になります。もし …
-
-
親が子供の自立をサポートするときの心構え
「心配だから何でもやってあげなきゃいけない」「自分たちが付いていないと怖い」と、 …
-
-
新しい仕事に慣れるためのポイント
障がいを抱える方が新しい仕事に挑戦する際には、慣れるまでに時間がかかることがあり …
-
-
多くの障がい者が不安に思うこと
障がい者の人は、健常者とは異なる特別な不安を抱くことがあります。その不安は、障が …
-
-
障がい者が相談できる機関とはどこか
生活しているうちに不安に感じたり、悩みを持ったりすることがありますよね。 そ …
-
-
大人の発達障害への誤解はまだまだ山積しています
大人の発達障害という問題が、ようやく社会的に広く知られるようになりました。一昔前 …
- PREV
- 2019年の障害者スポーツイベント
- NEXT
- 24時間テレビを観て