何十年ぶりに利用した電車で座席の確保に苦労した
私は、変形性股関節症により障害者手帳(2種4級)を取得しています。ふだんの移動は車ばかりで、もう何十年も公道は歩いていません。そのため、先日、どうしても電車に乗る必要があり、大変な思いをしました。
私は、長い距離を歩くときは杖をつくため、足が不自由なことを理解してもらえる目安にもなります。しかし、電車の座席を譲ってもらえるかどうかは別問題だと感じました。
行きも帰りも始発のため、よほどのことがない限り座席には座れるだろうと安心していたのが甘かったです。電車のドアが開くと同時に多くの人が流れ込み、またたく間に座席が埋まってしまったのです。
私は、既に着席している人を見渡して目で助けを求めましたが、バツが悪いのか、一斉に視線をそらされてしまいました。幸い、ぎゅうぎゅう詰めではなかったため、近くの座席に歩み寄り、なんとか座ることができました。
もちろん、同じシートの人がお隣さんとの距離を詰めてくださったからです。その点には、すごく感謝しています。また、杖をアピールすることはよくないとも反省しました。
私の場合は、外からわかりやすい障がいのため、まわりに気付いてもらう場合もあります。しかし、いろいろな障がいがあるため、気付いてもらえないことも少なくありません。このような体験をしてからは、障がい者の存在をわかってもらう意味もあり「ヘルプマーク」(体やバッグに付けられるストラップ状のもの)を取得しました。
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